フォンタネージ【Antonio Fontanesi】
[1818〜1882]イタリアの画家。バルビゾン派の影響を受け、風景画にすぐれていた。明治9年(1876)来日、工部美術学校教授となり、浅井忠(あさいちゅう)・小山正太郎などを指導。
ふくい‐きゅうぞう【福井久蔵】
[1867〜1951]国文学者。兵庫の生まれ。学習院大教授。和歌・連歌の研究および国語学の史的研究に業績を残した。著「連歌の史的研究」「大日本歌書綜覧」など。
ふくい‐けんいち【福井謙一】
[1918〜1998]化学者。奈良の生まれ。昭和27年(1952)、すべての化学反応について説明が可能となるフロンティア電子理論を提唱した。昭和56年(1981)文化勲章受章。また同年、日本人と...
ふくざわ‐いちろう【福沢一郎】
[1898〜1992]洋画家。群馬の生まれ。多摩美大・女子美大教授。フランスに留学し、シュールレアリスムを日本に紹介。独立美術協会の創立に参加、のち美術文化協会を結成。代表作に「よき料理人」「黒...
ふくだ‐きよと【福田清人】
[1904〜1995]小説家・児童文学者。長崎の生まれ。昭和30年(1955)浜田広介らと日本児童文芸家協会を設立。同42年開館の日本近代文学館設立にも尽力した。作品に「春の目玉」「秋の目玉」「...
ふくだ‐とくぞう【福田徳三】
[1874〜1930]経済学者。東京の生まれ。東京商大教授。理論的にはマーシャルを中心とした新古典学派の立場にたち、社会政策における改良主義の原理確立に努めた。著「社会政策と階級闘争」「厚生経済...
ふくはら‐りんたろう【福原麟太郎】
[1894〜1981]英文学者・随筆家。広島の生まれ。東京教育大学教授。著「チャールズ=ラム伝」「文学と文明」など。
ふじい‐おとお【藤井乙男】
[1868〜1946]国文学者・俳人。兵庫の生まれ。京大教授。号、紫影。俳諧・浄瑠璃など近世文学を研究。著「江戸文学研究」など。
ふじい‐けんじろう【藤井健次郎】
[1866〜1952]植物学者。金沢の生まれ。東大教授。染色体に二重螺旋(らせん)構造を発見するなど、細胞遺伝学に多くの業績がある。国際細胞学雑誌「キトロギア」を創刊。文化勲章受章。
ブーテナント【Adolf Friedrich Johann Butenandt】
[1903〜1995]ドイツの生化学者。女性ホルモンのエストロン、男性ホルモンのアンドロステロンの結晶単離、黄体ホルモンのプロゲステロンの結晶化などに成功。1939年、ルジチカとともにノーベル化...