こかん‐しれん【虎関師錬】
[1278〜1346]鎌倉末期から南北朝時代の臨済宗の僧。京都の人。東山湛照・一山一寧らに師事、東山の法を継いだ。儒学・密教を学び、東福寺・南禅寺などに歴住、東福寺に海蔵院を開創。五山文学の先駆...
こが‐せいり【古賀精里】
[1750〜1817]江戸後期の儒学者。肥前の人。名は樸(すなお)。字(あざな)は淳風。陽明学・朱子学を学び、藩校を経て昌平坂学問所教授となる。柴野栗山・尾藤二洲とともに、寛政の三助と称された。...
こが‐とうあん【古賀侗庵】
[1788〜1847]江戸後期の儒学者。肥前の人。精里の三男。名は煜。諸子百家に通じ、父とともに昌平坂学問所の教授を務めた。著「海防臆測」「劉子」など。
こしば‐まさとし【小柴昌俊】
[1926〜2020]物理学者。愛知の生まれ。素粒子観測装置カミオカンデを考案し、世界で初めてニュートリノの観測に成功した。平成9年(1997)文化勲章受章。平成14年(2002)、ノーベル物理...
コジモ‐デ‐メディチ【Cosimo de' Medici】
[1389〜1464]イタリア、フィレンツェの支配者。市民ながら巨富によって専制君主となる。一時追放されたが、帰国後再び市を支配。ルネサンスの文芸・美術・学問を奨励し、「国父」の称号を受けた。→...
こせき‐さんえい【小関三英】
[1787〜1839]江戸後期の蘭学者・医者。出羽の人。名は好義。江戸で医学・蘭学を学び、岸和田藩医・幕府天文台翻訳掛を務めた。尚歯会の一員となり、蛮社の獄に連座して自刃。
こたけ‐やしろう【古武弥四郎】
[1879〜1968]医学者。岡山の生まれ。ドイツに留学。大阪大教授。必須アミノ酸のトリプトファンの中間代謝を研究。日本の生化学の基礎を築いた。
こだま‐げんたろう【児玉源太郎】
[1852〜1906]軍人。陸軍大将。徳山藩出身。陸軍大学校校長として、ドイツの軍制・戦術の移植に努め、台湾総督・陸相・内相などを歴任、日露戦争時は満州軍総参謀長、のち参謀総長。
コールリッジ【Samuel Taylor Coleridge】
[1772〜1834]英国の詩人・批評家。ワーズワースとともに「叙情民謡集」を著し英国ロマン主義の先駆となった。夢幻的な作風で知られる。詩「老水夫の歌」、評論「文学的自伝」など。
コーンバーグ【Arthur Kornberg】
[1918〜2007]米国の生化学者。DNA(デオキシリボ核酸)の人工的合成に成功、1959年、オチョアとともにノーベル生理学医学賞受賞。2006年、息子のロジャー=コーンバーグも真核生物におけ...