ケラー【Helen Adams Keller】
[1880〜1968]米国の教育家・社会福祉事業家。2歳のときに盲聾唖となるが、三重苦を克服して大学を卒業。世界各地を歴訪、身体障害者の教育・福祉に尽くした。著「私の生涯」など。ヘレン=ケラー。
ケルゼン【Hans Kelsen】
[1881〜1973]オーストリアの法学者。純粋法学を主唱。20世紀の法学に大きな影響を与えた。著「一般国家学」「純粋法学」など。
ケルビン【Kelvin】
[1824〜1907]英国の物理学者。本名、ウィリアム=トムソン(William Thomson)。熱力学・分子運動論の研究、海底電線の実用化、羅針盤・電気器具の改良などに貢献。絶対温度(ケルビ...
ケレーニイ【Karl Kerényi】
[1897〜1973]ハンガリー生まれの神話学者。ユングの影響を受け、ギリシャ神話の新解釈を行った。著「神話学入門」(ユングとの共著)、「迷宮と神話」「ギリシアの神話」など。
けんしょう【顕昭】
[1130ころ〜1210ころ]平安末・鎌倉初期の歌人・歌学者。藤原顕輔(ふじわらのあきすけ)の養子。義兄清輔とともに六条家歌学を大成。著「袖中抄(しゅうちゅうしょう)」「古今集註」など。
ゲルファント【Izrail' Moiseevich Gel'fand】
[1913〜2009]ロシアの数学者。関数解析の先駆者として業績を残したほか、超関数、表現論、確率論などの分野で幅広く活躍。素粒子物理学や量子力学などの物理学にも貢献した。米国ラトガーズ大学客員...
げんえ【玄慧/玄恵】
[?〜1350]南北朝時代の天台宗の僧。京都の人。字(あざな)は健叟。別号、独清軒。禅宗・宋学にも通じ、後醍醐天皇の侍読をつとめた。のち、足利尊氏に用いられ、建武式目制定に参画。「太平記」の作者...
げん‐げん【阮元】
[1764〜1849]中国、清の学者・政治家。儀徴(江蘇省)の人。字(あざな)は伯元。号、台(うんだい)。戴震(たいしん)の学を継承、多くの人材を集め、考証学の振興に努めた。編著「経籍籑詁(け...
しぶさわ‐けいぞう【渋沢敬三】
[1896〜1963]実業家。東京の生まれ。栄一の孫。日本銀行総裁を経て、敗戦後、幣原(しではら)内閣の蔵相に就任。民俗学・生物学の学者としても知られ、常民文化研究所を主宰、多くの研究者を援助した。
しぶや‐みのる【渋谷実】
[1907〜1980]映画監督。東京の生まれ。「奥様に知らすべからず」で監督デビュー。風俗喜劇で手腕をふるい、人気を集めた。代表作「母と子」「自由学校」「てんやわんや」「現代人」など。