スピノザ【Baruch de Spinoza】
[1632〜1677]オランダの哲学者。初めユダヤ教を学んだがやがて批判的見解を抱き、教団から破門されて学問研究に専念。唯一の実体である神はすなわち自然であるとする汎神論を主張し、精神界と物質界...
スピリ【Johanna Spyri】
[1827〜1901]スイスの女流児童文学者。「子どもと子どもを愛する人々のための物語」16巻の中の「ハイジ」(アルプスの少女)の作者として知られる。シュピリ。
スベドベリ【Theodor Svedberg】
[1884〜1971]スウェーデンの物理化学者。コロイド微粒子のブラウン運動を研究し、超遠心機を製作。たんぱく質の分子量を測定。1926年ノーベル化学賞受賞。
スペリー【Roger Wolcott Sperry】
[1913〜1994]米国の大脳生理学者。左右の大脳半球の機能分化を研究し、左脳と右脳がそれぞれ異なる機能を持つことを解明した。1981年ノーベル生理学医学賞受賞。
すみい‐すえ【住井すゑ】
[1902〜1997]小説家・児童文学者。奈良の生まれ。農民作家犬田卯(しげる)と結婚し、女性解放・農民文学運動を展開。部落差別と闘う少年を描いた大河小説「橋のない川」(全七部)は代表作。児童文...
スミス【Adam Smith】
[1723〜1790]英国の経済学者。古典派経済学の創始者。スコットランドの生まれ。主著「国富論」は経済学を初めて科学的に体系づけた大著で、重商主義を批判して自由放任主義の経済を説き、経済学の原...
スミス【Henry John Smith】
[1826〜1883]英国の数学者。整数論・近世幾何学の研究に貢献。
スミス【William Robertson Smith】
[1846〜1894]英国の聖書学者。聖・俗の観念を社会的立場から考察し、宗教の比較研究法を開拓。著「セム族の宗教」など。
すみのくら‐そあん【角倉素庵】
[1571〜1632]安土桃山から江戸初期の豪商。京都の人。通称、与一。了以の長男。父の事業を継ぎ、海外貿易・土木事業を推進した。また、書を本阿弥光悦に学び、角倉流(嵯峨流)を創始。
すやま‐とつあん【陶山訥庵】
[1658〜1732]江戸中期の儒学者。対馬(つしま)藩士。別号、鈍翁。通称、庄右衛門。木下順庵に学ぶ。農政にすぐれ、対馬聖人と称された。著「訥庵雑録」「農政問答」など。