かく‐しぎ【郭子儀】
[697〜781]中国唐代の武将。華州(陝西(せんせい)省)の人。安史の乱を平定し、のち吐蕃(とばん)の侵入を退けた。最高官の太尉中書令に任ぜらる。
か‐けい【夏珪】
中国、宋代の画家。銭塘(せんとう)(浙江省杭州)の人。字(あざな)は禹玉(うぎょく)。馬遠(ばえん)とともに南宋の宮廷画院を代表する山水画家。室町中期以降の日本の山水画に影響を与えた。生没年未詳。
か‐じどう【賈似道】
[1213〜1275]中国、南宋の政治家。台州(浙江省)の人。字(あざな)は師憲。蒙古軍を破って功をあげ、財政立て直しのため公田法などを実施したが、のち、福建省へ流され、殺された。
かみさか‐ふゆこ【上坂冬子】
[1930〜2009]ノンフィクション作家。東京の生まれ。本名、丹羽ヨシコ。昭和34年(1959)勤務先での体験を「職場の群像」にまとめ発表。はじめ評論、のちに戦後史・昭和史に関するノンフィクシ...
かわかみ‐そうろく【川上操六】
[1848〜1899]軍人。陸軍大将。鹿児島の生まれ。欧州視察後、陸軍の兵制をフランス式からドイツ式に転換させた。日清戦争の時、大本営参謀として作戦を指導した。
かわかみ‐の‐たける【川上梟帥】
日本書紀にみえる、景行天皇の時代の九州熊襲(くまそ)の首長。小碓尊(おうすのみこと)に殺されたときに、その強さをたたえて尊に日本武(やまとたける)の名を奉ったという。古事記では、熊曽建(くまそた...
かん‐おん【桓温】
[312〜373]中国、東晋(とうしん)の武将。安徽(あんき)の人。字(あざな)は元子(げんし)。荊州(けいしゅう)刺史となり、長江上流の兵権を握る。のちに大司馬となり簡文帝を立て、帝位の禅譲を...
ガリレオ【Galileo】
⇒ガリレイ EU(欧州連合)とESA(欧州宇宙機関)が中心となって構築した衛星測位システム。30基の人工衛星で衛星コンステレーションを構成し、測位精度1メートルを目指すもの。2005年に試験...
がんじん【鑑真】
[688〜763]奈良時代の渡来僧。日本の律宗の祖。中国揚州(江蘇省)の人。渡日を志して五度失敗し、その間に失明したが、天平勝宝5年(753)来日。東大寺に初めて戒壇を設け、聖武上皇らの帰依を受...
きくち‐たけしげ【菊池武重】
[?〜1341]南北朝時代の武将。肥後の人。武時の長男。肥後守。足利尊氏(あしかがたかうじ)が建武政府に反したとき、新田義貞に従って箱根で奮戦。のち、九州に帰り、南朝軍の中心として戦った。