たかい‐こうざん【高井鴻山】
[1806〜1883]幕末・明治初期の陽明学者。信濃の人。本名、市村健。京都で梁川星巌(やながわせいがん)に、江戸で佐藤一斎に師事。攘夷(じょうい)論・公武合体論を唱えた。明治維新後、東京・長野...
ディケンズ【Charles Dickens】
[1812〜1870]英国の小説家。ユーモアとペーソスのある文体で下層市民の哀歓を描き、ビクトリア朝時代を代表する作家として名声を得た。作「オリバー=ツイスト」「クリスマス‐キャロル」「二都物語...
とくなが‐すなお【徳永直】
[1899〜1958]小説家。熊本の生まれ。印刷工となり、上京して労働運動に参加。共同印刷争議の体験を「太陽のない街」に描き、プロレタリア作家としての地位を確立。他に「失業都市東京」「妻よねむれ...
とりい‐きよなが【鳥居清長】
[1752〜1815]江戸後期の浮世絵師。江戸の人。姓は関(一説に関口)。俗称、新助、のち市兵衛。初世清満に師事し、鳥居家4代目を継承。長身で健康的ないわゆる「清長風美人」を確立。代表作「風俗東...
なわ‐やすし【名和靖】
[1857〜1926]昆虫学者。岐阜の生まれ。明治29年(1896)名和昆虫研究所を岐阜市に設立、農作物害虫の駆除・予防を研究。翌年から月刊誌「昆虫世界」を発刊、これは昭和21年(1946)まで...
にんけん‐てんのう【仁賢天皇】
記紀で、第24代の天皇。父は磐坂市辺押磐(いわさかのいちべのおしわ)皇子。名は億計(おけ)。父が雄略天皇に殺されると難を避けて播磨(はりま)に逃れたが、清寧天皇の皇太子に迎えられ、天皇の没後、弟...
ぬかた‐の‐おおきみ【額田王】
飛鳥(あすか)時代の歌人。7世紀末までは在世。鏡王(かがみのおおきみ)の娘。大海人皇子(おおあまのおうじ)(天武天皇)の寵(ちょう)を得て十市皇女(とおちのひめみこ)を産み、のちに天智天皇に召さ...
ネロ【Nero Claudius Caesar】
[37〜68]ローマ皇帝。在位54〜68。初め哲学者セネカらの補佐によって善政を行ったが、のちに残忍な性格をあらわし、義弟・母・皇后を次々に殺害。ローマ市大火の罪をキリスト教徒に負わせて大虐殺を...
のさか‐あきゆき【野坂昭如】
[1930〜2015]小説家。神奈川の生まれ。コント作家、CMソング作詞家を経て本格的執筆活動に入る。自らを「焼け跡闇市派」と呼び、戯作風の饒舌体(じょうぜつたい)で戦争の悲惨さや人間の内面を描...
ハーゲンベック【Karl Hagenbeck】
[1844〜1913]ドイツの動物調教師。1907年ハンブルク市に、自然を模した環境の中で放し飼いにする方式の動物園を開設。サーカス団長としても知られる。