しらかわ‐よしのり【白川義則】
[1869〜1932]軍人。陸軍大将・元帥。愛媛の生まれ。昭和7年(1932)上海事変のため上海派遣軍司令官となり、同地の天長節祝賀会場で爆弾により重傷を負い、1か月後死去。
シラノ‐ド‐ベルジュラック【Cyrano de Bergerac】
[1619〜1655]フランスの小説家・劇作家・自由思想家。軍人として勇名を馳せたが負傷して退役、文筆生活に入った。その生涯はロスタン作の戯曲によって伝説化された。小説「月世界旅行記」、喜劇「...
しんらん【親鸞】
[1173〜1263]鎌倉初期の僧。浄土真宗の開祖。日野有範(ひのありのり)の子。比叡山で天台宗などを学び、29歳のとき法然に師事し、他力教に帰した。師の法難に連座して越後に流され、ここで恵信...
すうげん‐いん【崇源院】
[1573〜1626]徳川秀忠の妻。名は江(ごう)。父は浅井長政。母は織田信長の妹小谷(おだに)の方。姉は淀君。浅井氏滅亡後、柴田勝家に嫁いだ母とともに越前に移り、柴田氏滅亡後は豊臣秀吉の保護を...
スカルノ【Akhmed Sukarno】
[1901〜1970]インドネシアの政治家。1928年インドネシア国民党を結成して独立運動を推進。第二次大戦後、独立を宣言して対オランダ武力闘争を指導、1949年共和国初代大統領に就任。民族主義...
すが‐せんすけ【菅専助】
江戸後期の浄瑠璃作者。京都の人。人形浄瑠璃の衰退期に、主に豊竹座のために筆をとり、新風を吹きこんだ。作「摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)」「桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)」など。...
すがわら‐の‐ふみとき【菅原文時】
[899〜981]平安中期の漢詩人・学者。道真(みちざね)の孫。文章博士(もんじょうはかせ)。天暦8年(954)村上天皇に政治論「意見封事三箇条」を提出。菅三品(かんさんぽん)と称された。
すぎもと‐そのこ【杉本苑子】
[1925〜2017]小説家。東京の生まれ。吉川英治の門下生として修業を積む。古典の素養と構成力の確かさで、幅広い時代を扱った歴史小説を数多く発表し、人気を集める。「孤愁の岸」で直木賞受賞。他に...
すぎもと‐りょうきち【杉本良吉】
[1907〜1939]演出家。東京の生まれ。本名、吉田好正。左翼劇場や新協劇団に参加し、プロレタリア演劇運動に従事。昭和13年(1938)岡田嘉子と樺太(からふと)からソ連へ越境したが、スパイ容...
すぎやま‐たんごのじょう【杉山丹後掾】
江戸前期の古浄瑠璃の太夫。江戸浄瑠璃の祖。京都の人といわれる。通称、七郎左衛門。滝野検校(けんぎょう)に学び、江戸に出て操り芝居を興行。承応元年(1652)受領して「天下一」の称を冠せられた。生...