うだがわ‐ようあん【宇田川榕庵】
[1798〜1846]江戸後期の蘭学者。日本の化学の開拓者。江戸の人。本名、江沢榕。蘭学者の江沢養樹の子。榛斎の養子。馬場佐十郎らに蘭学を学び、化学・植物学・薬学に通じた。著「舎密開宗(セイミか...
おがた‐こうあん【緒方洪庵】
[1810〜1863]江戸後期の蘭学者・医者・教育者。備中の人。名は章。江戸・長崎で医学を学び、医業のかたわら蘭学塾(適塾)を開いて青年を教育。種痘の普及にも尽力し、日本における西洋医学の基礎を...
おぜ‐ほあん【小瀬甫庵】
[1564〜1640]安土桃山・江戸初期の儒学者・医者。尾張の人。名は道喜。豊臣秀次・堀尾吉晴・前田利常に仕えた。著「太閤記」「信長記」など。
かすが‐せんあん【春日潜庵】
[1811〜1878]江戸末期から明治初期の陽明学者。京都の生まれ。名は襄。字(あざな)は子賛。公卿の久我(こが)家に仕え、尊王攘夷論を主張した。のち、奈良県知事。著「潜庵遺稿」など。
こりあん【狐狸庵】
遠藤周作の雅号。「狐狸庵閑話」などエッセーのシリーズ名としても知られる。狐狸庵山人。
そが‐ちょくあん【曽我直庵】
安土桃山時代の画家。経歴は不明であるが、堺で蛇足6世を名のって活躍。粗豪な筆致で、漢画の手法を取り入れた花鳥画を多く描いた。生没年未詳。
なかい‐しゅうあん【中井甃庵】
[1693〜1758]江戸中期の儒学者。播磨(はりま)の人。名は誠之。大坂に出て三宅石庵に朱子学を学び、懐徳堂を設立。著「不問語」「五孝子伝」など。
なかがわ‐じゅんあん【中川淳庵】
[1739〜1786]江戸中期の蘭医。江戸の人。名は玄鱗(げんりん)。本草学・蘭学を学び、杉田玄白らと「解体新書」を翻訳。オランダ医ツンベルクと交流があった。著「和蘭局方」「和蘭薬譜」など。
ほり‐きょうあん【堀杏庵】
[1585〜1643]江戸初期の儒学者。近江(おうみ)の人。名は正意(まさおき)。儒学を藤原惺窩(ふじわらせいか)に学んだ。寛永8年(1631)より尾張藩儒官、のち、幕命で「寛永諸家系図伝」を編...
ぼんとうあん【梵灯庵】
⇒梵灯