ダン【John Donne】
[1573〜1631]英国の詩人・聖職者。17世紀の形而上派詩人の中心的存在。現代詩にも影響を与えた。詩集「第二周年の詩」、「説教集」など。
トスカネッリ【Paolo dal Pozzo Toscanelli】
[1397〜1482]イタリアの地理・天文学者。フィレンツェの人。地球球形説を信じて西方航路を主張、コロンブスにその見解を伝え、自作の世界地図を贈った。
どもん‐けん【土門拳】
[1909〜1990]写真家。山形の生まれ。徹底したリアリズムの立場から「ヒロシマ」など社会的な題材に取り組む一方、「古寺巡礼」など伝統文化を独自の視点でとらえた。
なかむら‐とみじゅうろう【中村富十郎】
[1719〜1786]歌舞伎俳優。初世。屋号、天王寺屋。大坂の人。初世芳沢あやめの三男。名女形として活躍し、「京鹿子娘道成寺」の創演者として知られる。
のぐち‐したがう【野口遵】
[1873〜1944]実業家。石川の生まれ。日窒(にっちつ)コンツェルンの創立者。日本窒素肥料を設立し、カーバイド・合成アンモニアなどの製造で成功を収める。のち朝鮮にも進出し、一大コンツェルンを形成。
ののぐち‐りゅうほ【野々口立圃】
[1595〜1669]江戸前期の俳人。京都の人。名は親重(ちかしげ)。雛人形屋を営み、雛屋と称した。連歌・和歌に長じ、俳諧を松永貞徳に学んだが、のち貞徳に対抗して一派を開いた。著「はなひ草」、句...
のむら‐こどう【野村胡堂】
[1882〜1963]小説家・音楽評論家。岩手の生まれ。本名、長一。「銭形平次捕物控」などで大衆文学の新生面を開く一方、「あらえびす」の筆名で「ロマン派の音楽」なども執筆。
ハイデッガー【Martin Heidegger】
[1889〜1976]ドイツの哲学者。キルケゴール、ディルタイの解釈学の影響のもとに、フッサールの現象学を発展させた。哲学の対象である存在は、実存を通してのみ理解可能であるとする、基礎的存在論と...
まるや‐さいいち【丸谷才一】
[1925〜2012]小説家・英文学者。山形の生まれ。ジョイスの「ユリシーズ」の翻訳で注目される。「年の残り」で芥川賞受賞。他に「たった一人の反乱」「忠臣蔵とは何か」「樹影譚(じゅえいたん)」「...
ミード【Margaret Mead】
[1901〜1978]米国の文化人類学者。南太平洋各地での現地調査を通して人格形成と文化との関連を研究し、男女の役割規定が文化によってなされることを示した。著「サモアの思春期」「男性と女性」など。