おおにし‐はじめ【大西祝】
[1864〜1900]哲学者。岡山の生まれ。号は操山。東京専門学校で哲学・倫理学などを講じるかたわら「六合雑誌」を編集。ドイツに留学。カントの批判主義的態度に立ち、理想主義の普及に貢献し、明治中...
ガルシン【Vsevolod Mikhaylovich Garshin】
[1855〜1888]ロシアの小説家。社会悪や不正に対し、理想主義的態度を貫いた。持病の精神病に終生悩まされながら執筆、のち自殺。作「四日間」「赤い花」など。
とう‐こ【董狐】
中国、春秋時代の晋の史官。霊公が趙穿(ちょうせん)に攻め殺された時、正卿である趙盾(ちょうとん)が穿を討たなかったことから、董狐は「盾、その君を弑(しい)す」と趙盾に罪があると記録した。後世、理...
ピリニャーク【Boris Andreevich Pil'nyak】
[1894〜1941]ロシアの小説家。本名ボリス=アンドレービチ=ボガウ(Boris Andreevich Vogau)。1920年代のソ連文壇で活動、革命後の現実を実験的文体で描いた。ソビエト...