らい‐しゅんすい【頼春水】
[1746〜1816]江戸後期の儒学者。安芸(あき)の人。山陽の父。杏坪の兄。通称、弥太郎。大坂で儒学を学び、のち広島藩儒官となった。著「芸備孝義伝」など。
らいでん‐ためえもん【雷電為右衛門】
[1767〜1825]江戸後期の力士。信濃の人。大関在位17年。32場所中、254勝10敗、勝率9割6分以上の驚異的な成績を残した。
らい‐みきさぶろう【頼三樹三郎】
[1825〜1859]江戸末期の尊攘派の志士。京都の人。山陽の三男。大坂・江戸に遊学、勤王の志を抱き、梁川星巌らと国事に奔走。安政の大獄で捕らえられ、刑死。
り‐ぎょ【李漁】
[1611〜1680ころ]中国、明末・清初の劇作家・小説家。蘭渓(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は笠翁(りゅうおう)。戯曲「笠翁十種曲」、小説「無声戯」「十二楼」、随筆「閑情偶記」の演劇...
りくにょ【六如】
[1734〜1801]江戸中期の天台宗の僧侶・漢詩人。近江の人。俗姓は苗村。名は慈周。六如は字。江戸寛永寺明静院、京都善光院住持。宋詩を範として新詩風を興したことで知られる。著作に「六如庵詩鈔」...
り‐さんぺい【李参平】
[?〜1655]江戸初期の陶工。文禄・慶長の役の際、肥前鍋島家の家臣に従って朝鮮から渡来、帰化して金ヶ江三兵衛と称した。日本で初めて磁器の焼成に成功し、有田焼の創始者とされる。
りゅうこう【隆光】
[1649〜1724]江戸中期の新義真言宗の僧。大和の人。字(あざな)は栄春。将軍徳川綱吉の信を得て筑波山の知足院主となり、のちこれを江戸に移して護持院と改称。生類憐みの令を提言したという。通称...
りゅう‐そうろ【竜草廬】
[1714〜1792]江戸中期の漢詩人。山城の人。本姓は武田、名は公美。宇野明霞に学び、彦根藩の儒官として仕える。官職を退いた後、京都で漢詩結社「幽蘭社」を開く。著作に「草廬集」「名詮典詮」など。
れいがん【霊巌】
[1554〜1641]安土桃山時代から江戸初期の浄土宗の僧。駿河の人。諸国を遊行して多くの寺院を造り、江戸霊岸島に霊巌寺を創建。また、徳川家光の寄進を得て知恩院を再興した。
れいぜい‐ためむら【冷泉為村】
[1712〜1774]江戸中期の歌人。冷泉家中興の祖。霊元法皇から古今伝授を受けた。著「樵夫問答」など。