いがい‐けいしょ【猪飼敬所】
[1761〜1845]江戸後期の儒学者。京都の人。名は彦博、字(あざな)は希文。経学を主とする折衷学派に属した。著「論孟考文」「孟子考文」など。
おおおか‐まこと【大岡信】
[1931〜2017]詩人・評論家。静岡の生まれ。長男は芥川賞作家の大岡玲(あきら)。詩集「記憶と現在」「故郷の水へのメッセージ」、評論「紀貫之」「詩人・菅原道真」、随筆「折々のうた」など。平成...
げんめい‐てんのう【元明天皇】
[661〜721]第43代天皇。在位707〜715。天智天皇の第4皇女。名は阿閇(あべ)。草壁皇子の妃。文武・元正両天皇の母。文武天皇の夭折(ようせつ)後に即位。平城京遷都、古事記・風土記の編纂...
こばやし‐いっさ【小林一茶】
[1763〜1828]江戸後期の俳人。信濃の人。名は信之。通称弥太郎。14歳の春、江戸に出て葛飾派の二六庵竹阿に俳諧を学ぶ。のち諸国を行脚(あんぎゃ)、晩年は故郷に定住。不幸の中で、俗語・方言を...
ごせだ‐ほうりゅう【五姓田芳柳】
[1827〜1892]画家。江戸の人。本姓、浅田。浮世絵や狩野派を学ぶ一方、長崎で洋画に出会い、独学でそれらを折衷した画風を創出。横浜で肖像画・風俗画を多く描き、横浜画とよばれた。
たちはら‐すいけん【立原翠軒】
[1744〜1823]江戸後期の儒学者。水戸藩士。名は万。字(あざな)は伯時。別号、東里。徂徠学と折衷学を学び、彰考館総裁となった。「大日本史」の校訂に努め、水戸藩政にも尽力。著「海防集説」「西...
デバイ【Peter Joseph Wilhelm Debye】
[1884〜1966]米国の化学者・物理学者。オランダ生まれ。固体の比熱、粉末試料のX線回折、強電解質溶液や有極性分子の研究で有名。1936年、ノーベル化学賞受賞。著「分子分極」。
デビッソン【Clinton Joseph Davisson】
[1881〜1958]米国の物理学者。ガーマーと共同で回折実験を行い、電子の波動性を証明。1937年、ノーベル物理学賞受賞。
とだ‐じょうせい【戸田城聖】
[1900〜1958]宗教家。石川の生まれ。本名は甚一。牧口常三郎とともに創価教育学会を設立。第二次大戦後、同会を創価学会として再建し、第2代会長となる。折伏(しゃくぶく)による布教を推進し、ま...
なかい‐りけん【中井履軒】
[1732〜1817]江戸中期の儒学者。大坂の人。名は積徳。甃庵(しゅうあん)の次男。兄竹山とともに五井蘭洲に学び、折衷主義的で自由な学風を樹立した。著「七経逢原」「年成録」など。