き‐の‐つらゆき【紀貫之】
[870ころ〜945ころ]平安前期の歌人。三十六歌仙の一人。大内記・土佐守(とさのかみ)などを歴任。紀友則(きのとものり)・凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)・壬生忠岑(みぶのただみね)と古今...
き‐の‐とものり【紀友則】
平安前期の歌人。三十六歌仙の一人。大内記に至る。紀貫之(きのつらゆき)らと古今集を撰進。家集「友則集」。生没年未詳。
きよはら‐の‐ふかやぶ【清原深養父】
平安前期の歌人。清原房則の子。元輔の祖父。内蔵大允(たくみのだいじょう)。家集「深養父集」があり、「古今集」「後撰集」に歌が収載される。生没年未詳。
きよはら‐の‐もとすけ【清原元輔】
[908〜990]平安中期の歌人。三十六歌仙の一人。深養父(ふかやぶ)の孫。清少納言の父。肥後守。梨壺(なしつぼ)の五人の一人として後撰集を撰進。家集「元輔集」がある。
ごしらかわ‐てんのう【後白河天皇】
[1127〜1192]第77代天皇。在位1155〜1158。鳥羽天皇の第4皇子。名は雅仁。法名、行真。二条天皇に譲位後、5代三十余年にわたって院政を行い、王朝権力の復興・強化に専念した。源平の争...
ごとば‐てんのう【後鳥羽天皇】
[1180〜1239]第82代天皇。在位1183〜1198。高倉天皇の第4皇子。名は尊成(たかなり)。祖父後白河法皇の院政下、神器継承なしに即位し、譲位後、土御門(つちみかど)・順徳・仲恭(ちゅ...
しげの‐の‐さだぬし【滋野貞主】
[785〜852]平安初期の学者。文章生(もんじょうしょう)に及第し、累進して参議となり、勅命を奉じて「秘府略」「経国集」の撰定に参加した。
しだ‐やば【志太野坡】
[1662〜1740]江戸中期の俳人。蕉門十哲の一人。越前の人。姓は志田とも。初号、野馬。「炭俵」の撰者の一人。西国を遊歴、大坂高津野に庵を結んだ。句集「野坡吟艸」など。
しらい‐きょうじ【白井喬二】
[1889〜1980]小説家。神奈川の生まれ。本名、井上義道。斬新(ざんしん)な時代小説で文壇に登場。のち雑誌「大衆文芸」を創刊、大衆小説の普及・高揚に努めた。作「新撰組」「富士に立つ影」など。
じゃくれん【寂蓮】
[1139ころ〜1202]平安後期・鎌倉初期の歌人・僧。俗名、藤原定長。俊成の養子、のち出家。新古今集撰者の一人となったが、撰なかばで没。歌集に「寂蓮法師集」。