おおつか‐ひさお【大塚久雄】
[1907〜1996]経済史学者。京都の生まれ。法大教授・東大教授・国際基督教大学教授。マックス=ウェーバーやマルクスを研究し資本主義形成について独自の理論を確立。著作に「株式会社発生史論」「近...
おおはら‐とみえ【大原富枝】
[1912〜2000]小説家。高知の生まれ。結核による闘病生活のなかで作品を発表し、「ストマイつんぼ」で女流文学賞受賞。「婉という女」で毎日出版文化賞・野間文芸賞受賞。他に「イェルザレムの夜」「...
おおむら‐さとし【大村智】
[1935〜 ]化学者。薬学者。山梨の生まれ。微生物から発見した新物質によって、多くの医薬・農薬・生化学研究用試薬の実用化に寄与。このうち、エバーメクチンをもとに開発された、抗寄生虫薬のイベルメ...
おか‐きよし【岡潔】
[1901〜1978]数学者。和歌山の生まれ。奈良女子大教授。多変数複素関数論の分野を開拓し、層の概念の原型となる局所イデアルの概念を導入。文化勲章受章。著「春宵(しゅんしょう)十話」など。
おかくら‐てんしん【岡倉天心】
[1863〜1913]美術評論家・思想家。横浜の生まれ。本名、覚三。フェノロサに師事。東京美術学校開設に尽力し、のち校長となる。日本美術院を創立し、明治日本画家の指導者として活躍。その後ボストン...
おか‐しかのすけ【岡鹿之助】
[1898〜1978]洋画家。東京の生まれ。岡鬼太郎の長男。フランスに留学。帰国後、春陽会に所属。スーラに学んだ点描画法と理知的構成の中に詩情をたたえた作風で知られた。文化勲章受章。
おかだ‐さぶろうすけ【岡田三郎助】
[1869〜1939]洋画家。佐賀の生まれ。黒田清輝らに学び、のちフランスに留学し、ラファエル=コランに師事。外光派的作風の風景画と日本的情趣の装飾的女性像を描いた。また、舞台美術・図案・工芸の...
おかだ‐たけまつ【岡田武松】
[1874〜1956]気象学者。千葉の生まれ。長く中央気象台長を務め、日本の気象観測制度を確立。文化勲章受章。著「日本気候論」など。
おがた‐さだこ【緒方貞子】
[1927〜2019]東京の生まれ。国連人権委員会日本政府代表などを経て、平成3年(1991)女性初の国連難民高等弁務官に就任、難民の支援・救済に尽力した。退官後は国際協力機構(JICA(ジャイ...
おがた‐ともさぶろう【緒方知三郎】
[1883〜1973]病理学者。東京の生まれ。東大・日本医大教授。東京医大学長。唾液腺の内分泌やカシンベック病、老人病などの研究で業績がある。文化勲章受章。著「病理学総論」など。