みうら‐きよひろ【三浦清宏】
[1930〜 ]小説家・アメリカ文学者。北海道の生まれ。米サンノゼ州立大学を卒業後、旅行会社などに勤務したのち、「長男の出家」で芥川賞受賞。他に「カリフォルニアの歌」「イギリスの霧の中へ」など。
みずたに‐ふとう【水谷不倒】
[1858〜1943]国文学者。愛知の生まれ。本名、弓彦。東京専門学校卒。近世文学研究の先駆的存在。著作に「近世列伝体小説史」「草双紙と読本の研究」「絵入浄瑠璃史」など。
みなもと‐の‐たかくに【源隆国】
[1004〜1077]平安中期の公卿・文学者。高明の孫。通称、宇治大納言。皇后宮大夫・権大納言となり、後一条天皇から白河天皇まで5代に仕えた。説話集「宇治大納言物語」を編著したという。
むらおか‐はなこ【村岡花子】
[1893〜1968]翻訳家・児童文学者。山梨の生まれ。本名、はな。「赤毛のアン」シリーズなど海外の児童文学を多数翻訳したほか、創作童話も発表した。
メシエ【Charles Messier】
[1730〜1817]フランスの天文学者。彗星(すいせい)の観測を行い、21個の彗星を発見。彗星と誤認しがちな星雲・星団の目録を作成した。→メシエカタログ
メビウス【August Ferdinand Möbius】
[1790〜1868]ドイツの数学者・天文学者。ガウスに天文学を学び、のちにライプチヒ天文台長を務めた。幾何学では、点の斉次座標を導入し、平面の射影変換などを研究。メビウスの帯を提示した。
やなせ‐なおき【柳瀬尚紀】
[1943〜2016]英文学者・翻訳家。北海道の生まれ。キャロルの「不思議の国のアリス」のほか、実験的な文体で知られるジョイスの「フィネガンズウェイク」など、多くの翻訳を手がけた。
やまなか‐ひさし【山中恒】
[1931〜 ]児童文学者・文芸評論家。北海道の生まれ。長編「赤毛のポチ」で日本児童文学者協会新人賞を受賞し、本格的な執筆活動に入る。「花のウルトラ三人衆」「なんだかへんて子」「あばれはっちゃく...
やまなか‐みねたろう【山中峯太郎】
[1885〜1966]小説家・児童文学者。大阪の生まれ。少年向け冒険小説で人気を得た。作「敵中横断三百里」「大東の鉄人」など。
よしえ‐たかまつ【吉江喬松】
[1880〜1940]詩人・評論家・フランス文学者。長野の生まれ。号、孤雁。浪漫的な自然詩人として注目された。早大教授となり仏文科を創設。著「緑雲」「仏蘭西古典劇研究」など。