エンデ【Michael Ende】
[1929〜1995]ドイツの児童文学者。父エドガーはシュールレアリスムの画家。時間泥棒から人々を救う少女を描いた「モモ」が、世界的ベストセラーとなる。文明批判を織りこみながら空想の世界をたくみ...
おう‐あんせき【王安石】
[1021〜1086]中国、北宋の政治家・文学者。臨川(江西省)の人。字(あざな)は介甫(かいほ)。神宗の信任を得て宰相となり、青苗(せいびょう)法など多くの新法を実施したが、旧法党の反対にあっ...
おうよう‐しゅう【欧陽脩】
[1007〜1072]中国、北宋の文学者・政治家。廬陵(ろりょう)(江西省)の人。字(あざな)は永叔。号は酔翁・六一居士。仁宗・英宗・神宗に仕えたが、王安石の新法に反対して引退。北宋随一の名文家...
おおいし‐まこと【大石真】
[1925〜1990]児童文学作家。埼玉の生まれ。出版社勤務のかたわら童話を執筆。「風信器」で児童文学者協会新人賞、「見えなくなったクロ」で小学館文学賞を受賞。他に「チョコレート戦争」「教室二〇...
おおつか‐ゆうぞう【大塚勇三】
[1921〜2018]児童文学者・翻訳家。満州の生まれ。リンドグレーンの作品やマーク=トウェーンの「トム=ソーヤーの冒険」などの翻訳を手がけた。モンゴルの民話を再話した「スーホの白い馬」でも知られる。
おおわだ‐たけき【大和田建樹】
[1857〜1910]国文学者・歌人・詩人。愛媛の生まれ。独学で国文学を研究。「鉄道唱歌」など唱歌の作詞が多い。著「詩人の春」「新体詩学」「大和田建樹歌集」など。
おちあい‐なおぶみ【落合直文】
[1861〜1903]国文学者・歌人。宮城の生まれ。旧姓、鮎貝。号は萩之家(はぎのや)。長編新体詩「孝女白菊の歌」で世に知られた。短歌革新を唱えて「浅香(あさか)社」を結成。著「萩之家歌集」「こ...
おぬま‐たん【小沼丹】
[1918〜1996]小説家・英文学者。東京の生まれ。本名、救(はじめ)。井伏鱒二に師事。日常を題材にユーモアをまじえた作風で知られる。「懐中時計」で読売文学賞、「椋鳥(むくどり)日記」で平林た...
おのえ‐さいしゅう【尾上柴舟】
[1876〜1957]歌人・国文学者・書家。岡山の生まれ。本名、八郎。和歌を落合直文に学ぶ。歌誌「水甕(みずがめ)」を創刊。書家としても活躍し、平安時代の草仮名の研究に業績を挙げた。歌集に「静夜...
おの‐まさつぐ【小野正嗣】
[1970〜 ]文学者・小説家。大分の生まれ。「にぎやかな湾に背負われた船」で第15回三島由紀夫賞、「九年前の祈り」で第152回芥川賞受賞。海外作品の翻訳も手がける。