ぶんえい‐せいかん【文英清韓】
[?〜1621]江戸初期の臨済宗の僧。伊勢の人。東福寺・南禅寺に歴住。豊臣秀頼の依頼で作った方広寺大仏殿鐘銘に「国家安康」の文字を用い、徳川家康の怒りを受けた。
ぶん‐おう【文王】
中国古代、殷(いん)末の周の王。姓は姫、名は昌。武王の父。有能な人材を集め、徳治を心がけて、周王朝の基礎をつくった。後世、儒家から理想の君主とみなされる。生没年未詳。ぶんのう。
ぶんこうどう【文耕堂】
⇒松田文耕堂(まつだぶんこうどう)
ぶんちょう【文晁】
⇒谷文晁(たにぶんちょう)
ぶん‐ちょうめい【文徴明】
[1470〜1559]中国、明の文人。蘇州(江蘇省)の人。名は璧(へき)。徴明は字(あざな)。のちに徴仲を字とした。号、衡山など。沈周(しんしゅう)に学び、呉派の文人画風を発展させた。著「甫田(...
ぶんゆう【文雄】
⇒もんのう(文雄)
もんかん【文観】
[1278〜1357]鎌倉後期・南北朝時代の真言宗の僧。別名、弘真。通称、小野僧正。後醍醐天皇の帰依を受け、終始南朝興隆のために尽力。のち、失脚し甲斐に流されたが、再び中央に復帰。立川流の大成者...
もんがく【文覚】
平安末期・鎌倉初期の真言宗の僧。俗名は遠藤盛遠。もと北面の武士で、誤って袈裟御前(けさごぜん)を殺して出家。神護寺再興を強訴したため伊豆に流されたが、そこで源頼朝の挙兵を助け、頼朝開府後に神護寺...
もんのう【文雄】
[1700〜1763]江戸中期の浄土宗の学僧。丹波の人。俗姓、中西。音韻学・天文学に通じた。著「磨光韻鏡」「三音正譌」「和字大観抄」。ぶんゆう。
もんむ‐てんのう【文武天皇】
[683〜707]第42代天皇。在位697〜707。草壁皇子の王子で、母は元明天皇。名は珂瑠(かる)。大宝律令を制定、施行。