なかえ‐ちょうみん【中江兆民】
[1847〜1901]思想家。土佐の人。名は篤介(とくすけ)。フランスに留学し、帰国後仏学塾を開設。「東洋自由新聞」を創刊し、主筆として明治政府を攻撃し、自由民権運動の理論的指導者となった。ルソ...
なかにし‐ばいか【中西梅花】
[1866〜1898]詩人・小説家。江戸の生まれ。本名、幹男。読売新聞に入社して小説を発表。のち、詩に専念。著「新体梅花詩集」など。
なかの‐せいごう【中野正剛】
[1886〜1943]政治家。福岡の生まれ。新聞記者を経て衆議院議員となり、憲政会・立憲民政党に所属。東方会を組織し、民間での全体主義運動を推進。「戦時宰相論」で東条英機首相を批判、さらに内閣打...
なからい‐とうすい【半井桃水】
[1861〜1926]小説家。対馬(つしま)の人。本名、冽(きよし)。朝日新聞の記者となり、通俗小説を発表。門下に樋口一葉がいた。作「海王丸」「天狗廻状」など。
なつめ‐そうせき【夏目漱石】
[1867〜1916]小説家・英文学者。江戸の生まれ。本名、金之助。英国留学後、教職を辞して朝日新聞の専属作家となった。自然主義に対立し、心理的手法で近代人の孤独やエゴイズムを追求、晩年は「則...
なるしま‐りゅうほく【成島柳北】
[1837〜1884]漢詩人・随筆家・ジャーナリスト。江戸の生まれ。本名、惟弘(これひろ)。幕臣として騎兵奉行・外国奉行などを歴任。維新後欧米を外遊し、明治7年(1874)朝野新聞社長となり、文...
にしむら‐てんしゅう【西村天囚】
[1865〜1924]新聞記者・小説家・漢学者。大隅種子島の人。名は時彦。大阪朝日新聞社社員、のち宮内省御用掛などを務めた。小説「屑屋の籠」、著「日本宋学史」など。
ぬま‐もりかず【沼間守一】
[1844〜1890]政治家・ジャーナリスト。江戸の生まれ。明治維新後、大蔵省・司法省・元老院に出仕。嚶鳴社(おうめいしゃ)を興し、「東京横浜毎日新聞」を経営した。立憲改進党の結成に参加。
ノースクリフ【Viscount Northcliffe】
[1865〜1922]英国の新聞経営者。本名 アルフレッド=チャールズ=ウィリアム=ハームズワース(Alfred Charles William Harmsworth)。大衆的商業紙「デーリーメ...
はせがわ‐かい【長谷川櫂】
[1954〜 ]俳人。熊本の生まれ。飴山実・平井照敏に師事。新聞記者のかたわら俳人として活動し、俳誌「古志」を創刊、主宰。のち句作に専念し、句集「虚空」で読売文学賞受賞。他の句集に「天球」など。