たしろ‐さんき【田代三喜】
[1465〜1537]室町末期の医師。武蔵の人。号は範翁・廻翁など。後世方(ごせいほう)医学の祖。明(みん)に渡って医学を学び、帰国後は鎌倉、足利、古河と移って医療に従事。弟子に曲直瀬(まなせ)...
なかむら‐がんじろう【中村鴈治郎】
歌舞伎俳優。屋号、成駒(なりこま)屋。 (初世)[1860〜1935]大阪の生まれ。3世中村翫雀(かんじゃく)の子。京阪の代表的名優で、上方の和事(わごと)・実事(じつごと)をよくした。
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なかむら‐はじめ【中村元】
[1912〜1999]インド哲学者・仏教学者。島根の生まれ。昭和32年(1957)「初期ヴェーダーンタ哲学史」で学士院恩賜賞受賞。昭和48年(1973)、東洋思想の研究機関である東方学院を創立。...
ながよ‐せんさい【長与専斎】
[1838〜1902]医者。肥前の生まれ。緒方洪庵に師事。長崎でポンペに西洋医学を学び、のち長崎医学校長となる。岩倉遣欧使節に随行し、帰国後、文部省医務局長・東京医学校長を歴任し、衛生行政を確立。
ほうしょう‐しん【宝生新】
[1870〜1944]能楽師。ワキ方下掛(しもがかり)宝生流10世宗家。名は「あらた」とも。東京の生まれ。明治・大正・昭和にわたって活躍、名人とうたわれた。
ボース【Satyendra Nath Bose】
[1894〜1974]インドの物理学者。光量子に関する量子統計の方法を導出し、1924年アインシュタインに論文を送付。アインシュタインがこれを光子から気体分子に拡張して展開する端緒となった。
らい‐くにとし【来国俊】
鎌倉後期の刀工。国行の子。来派の代表者。銘に「国俊」の2字のものと、来を冠した3字のものとがあって作風も異なるため、同人説・別人説の両方がある。生没年未詳。
ラスウェル【Harold Dwight Lasswell】
[1902〜1978]米国の政治学者。精神分析の方法を政治学に導入して、政治行動の実証的研究を行った。政策学の提唱者でもある。著「権力と人間」「政治」など。
ラスキン【John Ruskin】
[1819〜1900]英国の批評家。ターナーやラファエル前派を擁護する美術評論を著す一方、実践的立場から社会改革を論じた。著「近代画家論」「胡麻(ごま)と百合(ゆり)」など。
ラッツェル【Friedrich Ratzel】
[1844〜1904]ドイツの地理学者。人文地理学の方法論と体系化に貢献した。著「人類地理学」「民族学」など。