デュビビエ【Julien Duvivier】
[1896〜1967]フランスの映画監督。トーキー初期の文芸映画を開拓し、ペシミズムを作風とする名作を数多く発表した。代表作「望郷」「舞踏会の手帖」「旅路の果て」など。
デュ‐モーリエ【Daphne du Maurier】
[1907〜1989]英国の女性小説家。心理的リアリズムを駆使したサスペンスで知られる。小説「レベッカ」「鳥」は、ヒッチコック監督により映画化されている。デュ=モーリア。
デュラス【Marguerite Duras】
[1914〜1996]フランスの女性作家。フランス領インドシナのサイゴン(現在のホーチミン)生まれ。簡潔な文体と暗示的な会話を特徴とする。小説「モデラートカンタービレ」「愛人」のほか、アラン=レ...
とうじん‐おきち【唐人お吉】
[1841〜1890]伊豆下田の船大工の娘。安政4年(1857)下田奉行所のはからいで、下田に滞在中のアメリカ総領事ハリスのもとに看護婦として送られたが、実際は妾であったという。のち自殺。 ...
とくがわ‐むせい【徳川夢声】
[1894〜1971]芸能家・随筆家。島根の生まれ。本名、福原駿雄。無声映画の弁士として名をあげ、のち、俳優や漫談家・司会者として活躍。巧みな話術を称賛された。
とみた‐いさお【富田勲】
[1932〜2016]作曲家。編曲家。東京の生まれ。「新日本紀行」などテレビ番組のテーマ曲や、アニメーション・映画音楽を多数手がけた。昭和49年(1974)には、クラシック音楽をシンセサイザーで...
とよだ‐しろう【豊田四郎】
[1906〜1977]映画監督。京都の生まれ。文学作品の映画化に佳作が多い。代表作「若い人」「小島の春」「夫婦善哉」など。
とら‐さん【寅さん】
山田洋次監督の映画「男はつらいよ」シリーズの主人公、車寅次郎(くるまとらじろう)の愛称。葛飾柴又出身の香具師(やし)で、短気ではあるが人情に厚い。渥美清が演じて人気を博したことから、作品そのもの...
トランボ【Dalton Trumbo】
[1905〜1976]米国の脚本家・小説家・映画監督。1930年代から脚本家として活躍するが、赤狩りによりハリウッドを追放される。身分を隠して執筆した「ローマの休日」「黒い牡牛」で2度のアカデミ...
トリュフォー【François Truffaut】
[1932〜1984]フランスの映画監督。長編第1作「大人は判ってくれない」でヌーベルバーグの代表者の一人となる。多彩な作風で愛のテーマを追求。他に「突然炎のごとく」「恋のエチュード」など。