てい‐わ【鄭和】
[1371〜1434ころ]中国、明の武将。昆陽(雲南省)の人。本姓は馬。イスラム教徒。明初、宦官として燕王(永楽帝)に仕え、鄭姓を賜った。1405年以降、7回にわたり大船団を率いて西方に遠征し...
ディーツゲン【Joseph Dietzgen】
[1828〜1888]ドイツの哲学者・社会主義者。1848年の三月革命に参加。マルクスらとは独立に弁証法的唯物論に達した。著「人間の頭脳活動の本質」など。
はやさか‐ふみお【早坂文雄】
[1914〜1955]作曲家。宮城の生まれ。独学で作曲を学ぶ。伊福部昭らと「新音楽連盟」を結成。雅楽を題材とした管弦楽曲「古代の舞曲」でワインガルトナー賞を受賞。「羅生門」「七人の侍」「雨月物語...
もり‐あつし【森敦】
[1912〜1989]小説家。長崎の生まれ。横光利一の推薦で東京日日新聞に「酩酊船(よいどれぶね)」を連載、注目を浴びるが、その後放浪生活に入る。「月山(がっさん)」で文壇に復帰、芥川賞を受賞。...
もり‐ありのり【森有礼】
[1847〜1889]政治家。鹿児島の生まれ。明六社を創立。第一次伊藤博文内閣の文相となり、一連の学校令を公布して学制改革を行ったが、帝国憲法発布の明治22年(1889)2月11日に国粋主義者に...
もり‐せんぞう【森銑三】
[1895〜1985]書誌学者。愛知の生まれ。東京帝大史料編纂所勤務。近世・近代の人物の伝記や書誌を研究、多くの埋もれた人物を発掘したことで知られる。著作に「渡辺崋山」「おらんだ正月」「西鶴と西...
やまおか‐そうはち【山岡荘八】
[1907〜1978]小説家。新潟の生まれ。本名、藤野庄蔵。長谷川伸(しん)に師事。戦後、17年の歳月を費やし大河小説「徳川家康」を完成。同作品で吉川英治文学賞を受賞。他に「小説明治天皇」「小説...
ヤン‐ソギル【梁石日】
[1936〜2024]小説家・詩人。大阪の生まれ。本名、正雄(ジョンウ)。在日朝鮮人二世。「狂躁曲」(のち「タクシー狂躁曲」と改題)でデビュー。同作は崔洋一監督「月はどっちに出ている」で映画化さ...
ゆい‐しょうせつ【由井正雪】
[1605〜1651]江戸初期の兵法家。駿河の人。姓は由比とも。慶安の変の主謀者。江戸に楠木流軍学の教授所を開き、浪人を集めて倒幕をはかったが、事前に発覚し自殺。 塚原渋柿園の歴史小説。明治...
ユークリッド【Euclid】
[前330ころ〜前260ころ]ギリシャの数学者。プラトンに学び、アレクサンドリアで教育に従事。「ストイケイア」を著し、幾何学の祖とされる。現存する著はほかに「光学」「音程論」などがある。ギリシ...