おう‐かん【王翰】
[687ころ〜726ころ]中国、盛唐の詩人。晋陽(しんよう)(山西省)の人。字(あざな)は子羽。辺塞(へんさい)の兵士の感慨を詠じた「葡萄(ぶどう)の美酒、夜光の杯」で始まる「涼州詞」は有名。
おう‐ぎし【王羲之】
[307〜365]中国、東晋の書家。琅邪臨沂(ろうやりんき)(山東省)の人。字(あざな)は逸少(いつしょう)。その書は古今第一とされ、行書「蘭亭序」、草書「十七帖」などが有名。書聖と称される。子...
おう‐けんし【王献之】
[344〜388]中国、東晋の書家。字(あざな)は子敬。王羲之(おうぎし)の第7子。行・草書の大家で、父とともに二王と称される。楷書の 「洛神賦十三行(らくしんふじゅうさんぎょう)」、行草の「地...
おう‐しかん【王之渙】
[688〜742]中国、盛唐の詩人。字(あざな)は季陵。辺塞(へんさい)詩に優れた。絶句の 「鸛鵲(かんじゃく)楼に登る」や「涼州詞」は有名。
おう‐ぼつ【王勃】
[649?〜675?]中国、唐代の詩人。竜門(山西省)の人。字(あざな)は子安。王通の孫。初唐の四傑と称され、六朝の軽薄な詩風の改革に努めた。文章では「滕王閣序」が有名。
おう‐もう【王猛】
[325〜375]中国、五胡十六国時代の前秦の政治家。寿光(山東省)の人。字(あざな)は景略。苻堅(ふけん)に仕え、前秦の富国強兵に努力した。桓温(かんおん)の訪問を受けたとき、衣服のシラミをと...
おおおか‐ただすけ【大岡忠相】
[1677〜1752]江戸中期の幕臣。8代将軍徳川吉宗に認められ、江戸町奉行となる。公正な判断を下す名奉行として有名。越前守(えちぜんのかみ)と称した。のち寺社奉行・奏者番。三河1万石の大名。→...
おか‐あさじろう【丘浅次郎】
[1868〜1944]動物学者。静岡の生まれ。東京高師教授。海産動物を研究。進化論の普及に尽力し、「進化論講話」はその代表作。また、文明批評家としても有名。
おしかわ‐しゅんろう【押川春浪】
[1876〜1914]小説家。愛媛の生まれ。本名、方存(まさあり)。冒険小説で有名。著「海底軍艦」「武侠の日本」「新日本島」など。
オルコット【Louisa May Alcott】
[1832〜1888]米国の女流作家。自身の姉妹をモデルにした自伝的な家庭小説「若草物語」などで有名。