エセン【Esen】
[?〜1454]中国明代、モンゴルのオイラート部の族長。全モンゴルを制覇して、オイラートの全盛期を築き、1449年には明に進攻して土木堡(どぼくほ)で明軍を破り英宗を捕虜にした(土木の変)。のち...
えん‐りっぽん【閻立本】
[?〜673]中国、唐代初期の画家。陝西(せんせい)省万年の人。人物画にすぐれた。唐太宗に仕え、「秦王府十八学士図」などを描いた。「歴代帝王図巻」が現存する。
おう‐こくい【王国維】
[1877〜1927]中国、近代の歴史学者。海寧(浙江省)の人。字(あざな)は静安。号は観堂。西欧の哲学を学び、それに基づいて中国古典の再評価を行う。羅振玉(らしんぎょく)に認められ、日本に留学...
おうじん‐てんのう【応神天皇】
記紀で、第15代の天皇。仲哀天皇の第4皇子。名は誉田別(ほんたわけ)。母は神功皇后とされる。この時期に大和朝廷の勢力が内外に飛躍的に発展したとされ、「宋書」の倭の五王の一人、讃をこの天皇とする説...
おおうち‐よしおき【大内義興】
[1477〜1529]室町後期の武将。安芸(あき)など6国の守護として勢力を振るった。永正5年(1508)前将軍足利義稙(あしかがよしたね)を将軍に復職させ、自らは管領代となった。
おおうち‐よしひろ【大内義弘】
[1356〜1400]室町前期の武将。周防など6か国の守護。南北朝の合一に尽力。朝鮮と交易。3代将軍足利義満と対立し、鎌倉公方(くぼう)満兼と通じて応永の乱を起こしたが堺で敗死。
おおえ‐の‐あさつな【大江朝綱】
[886〜958]平安中期の学者。音人(おとんど)の孫。文章博士(もんじょうはかせ)。参議。祖父音人を江相公と称するのに対し、後江相公という。著「後江相公集」。
おおえ‐の‐おとんど【大江音人】
[811〜877]平安前期の学者。儒家としての大江家の基礎を築いた。師の菅原是善らと「貞観格式」を編纂(へんさん)。「弘帝範」「群籍要覧」を撰進(せんしん)。家集「江音人集」。江相公。
おおえ‐の‐ちさと【大江千里】
平安前期の歌人。音人(おとんど)の子。兵部大丞(ひょうぶだいじょう)。中古三十六歌仙の一人。宇多天皇の命により「句題和歌(大江千里集)」を撰進。生没年未詳。
おおえ‐の‐ひろもと【大江広元】
[1148〜1225]鎌倉前期の幕府の重臣。匡房(まさふさ)の曽孫。源頼朝に招かれて公文所(くもんじょ)別当となり、幕府政治の重要問題に関与。守護・地頭設置を献策。のち政所(まんどころ)別当。頼...