あいづ‐の‐こてつ【会津小鉄】
[1845〜1885]江戸末期の侠客(きょうかく)。本名、上坂仙吉。会津藩主松平容保(まつだいらかたもり)が京都守護職の時、その配下に属して人夫徴集や雑用の請負に当たった。
いけうち‐おさむ【池内紀】
[1940〜2019]ドイツ文学者。兵庫の生まれ。19世紀末のドイツやオーストリアの文化研究を中心に活躍。カフカやゲーテなどの研究・翻訳にも業績を残した。後年は幅広い文筆活動を行い、「恩地孝四郎...
げん‐ふく【厳復】
[1853〜1921]中国、清末の啓蒙思想家。侯官(福建省)の人。字(あざな)は又陵(ゆうりょう)、のち幾道(きどう)。英国に留学後、西洋思想を翻訳・紹介し、清末の知識人に大きな影響を与えたが、...
こう‐そう【黄巣】
[?〜884]中国、唐(とう)末の農民反乱、黄巣の乱の指導者。山東省曹州の人。科挙に落第して、塩の闇商人となる。のち仲間とともに決起し長安を占領したが、唐軍に大敗し自殺。
こう‐そうぎ【黄宗羲】
[1610〜1695]中国、明末・清初の思想家・歴史学者。余姚(よよう)(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は太沖(たいちゅう)。号、南雷。梨洲先生とよばれた。「明儒学案」を著して実証主義的...
こう‐ゆうい【康有為】
[1858〜1927]中国、清末の思想家・政治家。南海(広東省)の人。号は長素。光緒(こうしょ)帝の信任を受け変法自強策を唱えたが、西太后らの反撃で失脚し、日本に亡命。孫文らの革命派と対立した。...
こ‐えんぶ【顧炎武】
[1613〜1682]中国、明末・清初の思想家・学者。崑山(こんざん)(江蘇省)の人。字(あざな)は寧人。号、亭林。その学問は経世を目的とし、歴史・地理・制度史・経学・音韻訓詁(くんこ)など多方...
こがねい‐こじろう【小金井小次郎】
[1818〜1881]江戸末期・明治初期の侠客。武蔵小金井の名主の子。本姓は関。講談・浪曲・芝居に多く脚色されている。
ごう‐よしひろ【郷義弘】
鎌倉末期の刀工。越中の人。義広とも記す。通称、右馬允。正宗十哲の一。吉光・正宗と並び、三作と称される。生没年未詳。
よしざわ‐けんぎょう【吉沢検校】
[1808?〜1872]江戸末期の箏曲(そうきょく)家。2世。尾張の人。幕末期の復古的な精神を反映した純箏曲を作曲し、新しい調弦法を工夫した。作品に「千鳥の曲」「春の曲」「夏の曲」などの古今組(...