ちん‐げんぴん【陳元贇】
[1587〜1671]中国、明の文人・陶工。字(あざな)は義都。号、既白山人。元和5年(1619)明末の兵乱を避けて来日して帰化。晩年は尾張徳川家に招かれ、名古屋に居住。中国拳法を教えたと伝える...
ちん‐なけい【陳和卿】
中国、宋の工人。平安末期に来日。治承4年(1180)の東大寺焼失後、重源(ちょうげん)に従い、焼損した大仏と大仏殿の再興に協力。のち鎌倉に下り、源実朝に渡宋を勧め、大船を建造したが進水に失敗した...
ツンベルク【Carl Peter Thunberg】
[1743〜1828]スウェーデンの博物学者・医師。リンネの指導を受ける。安永4年(1775)長崎オランダ商館の医師として来日、1年滞在。日本の医学・植物学の発達に貢献。著「日本紀行」「日本植物...
と‐せいちゅう【杜世忠】
[1242〜1275]中国、元のフビライの臣。文永の役後、建治元年(1275)に元の正使として来日したが、鎌倉竜ノ口で斬首された。
ナウマン【Edmund Naumann】
[1854〜1927]ドイツの地質学者。明治8年(1875)日本政府に招かれて来日、同18年帰国まで東大で地質学を教授。日本列島の地質構造を調査し、フォッサマグナによって東北日本と西南日本に分け...
ニコライ【Nikolay】
[1836〜1912]ロシア正教会の宣教師。日本ハリストス正教会の創始者。1861年、函館のロシア領事館付き司祭として来日し、布教。1906年大主教となる。→ニコライ堂
(1世)[1796〜...
はい‐せいせい【裴世清】
中国、隋の官人。推古天皇16年(608)帰国する遣隋使小野妹子(おののいもこ)とともに来日して煬帝(ようだい)の親書を天皇に伝え、送使となった小野妹子とともに、同年帰国。生没年未詳。
ハラタマ【Koenraad Wouter Gratama】
[1831〜1888]オランダの化学者・医学者。1866年(慶応2)招かれて来日し、長崎養生所付属の分析窮理所、江戸開成所、大阪舎密(せいみ)局で組織的に近代化学を教えた。1871年(明治4)帰国。
バチェラー【John Batchelor】
[1854〜1944]英国の宣教師・アイヌ研究家。明治10年(1877)来日。64年間、アイヌへの伝道と教育・医療に尽くし、言語学・民俗学の研究に業績を残した。著「蝦英和三対辞書」。
バリニャーノ【Alexandro Valignano】
[1539〜1606]イタリアの宣教師。イエズス会の東洋巡察使として1579年(天正7)から1598年(慶長3)にかけて3回にわたって来日。大友宗麟(おおともそうりん)ほか九州諸大名を教化。また...