がもう‐くんぺい【蒲生君平】
[1768〜1813]江戸後期の尊王論者・儒学者。下野(しもつけ)の人。名は秀実。水戸学の影響を受ける。荒廃した歴代天皇陵を調査して「山陵志」を著述。また、「不恤緯(ふじゅつい)」で、海防の必要...
きぬがさ‐ていのすけ【衣笠貞之助】
[1896〜1982]映画監督。三重の生まれ。林長二郎(長谷川一夫)主演の一連の作品で、松竹時代劇の黄金時代を築いた。代表作「狂った一頁」「雪之丞変化」「地獄門」など。
きりたけ‐もんじゅうろう【桐竹紋十郎】
文楽の人形遣い。 (初世)[1847?〜1910]大坂の生まれ。本名、小林福太郎。桐竹門十郎の子。父の名跡門十郎を継いだが、のち紋十郎と改めた。女形遣いの名手。
(2世)[1900〜1970...
きんばら‐めいぜん【金原明善】
[1832〜1923]実業家・社会事業家。静岡の生まれ。家産を投じて天竜川治水・護岸工事などを行った。のち、養蚕・牧畜・植林の奨励、銀行の創設、免囚保護など多方面で活躍。
けい‐こう【嵆康】
[223〜262]中国、三国時代の魏の思想家。譙国(しょうこく)銍(ちつ)(安徽(あんき)省)の人。字(あざな)は叔夜。竹林の七賢の一人で、自然を尊び、礼教に批判的な言辞を多く残している。琴の名...
げい‐さん【倪瓚】
[1301〜1374]中国、元末の画家・詩人。無錫(むしゃく)(江蘇省)の人。字(あざな)は元鎮。号、雲林など。元末四大家の一人。簡略な描法による閑寂の趣をたたえた山水画様式は蕭散体(しょうさん...
げん‐かん【阮咸】
中国、魏晋時代の文人。陳留(河南省)の人。字(あざな)は仲容。阮籍の兄の子に当たる。音楽に通じ琵琶をよくした。竹林の七賢の一人。生没年未詳。
《
が愛用したところから》中国の弦楽器の一。円形...
げん‐せき【阮籍】
[210〜263]中国、三国時代の魏の思想家・文人。陳留(河南省)の人。字(あざな)は嗣宗。竹林の七賢の一人。酒を好み、礼法を無視し、白眼・青眼の故事で有名。老荘の学を好み、「達荘論」「大人先生...
こうかいど‐おう【広開土王】
[374〜412]高句麗(こうくり)第19代の王。在位391〜412。諱(いみな)は談徳。南北に進出して朝鮮半島の大半を領有。百済(くだら)と結んで南部に進出した日本軍と戦い、撃退した。鴨緑江(...
こうちやま‐そうしゅん【河内山宗春】
[1781〜1823]江戸後期の幕府の茶坊主。奥坊主組頭の河内山宗久の子という。遊侠の仲間に入り、松江侯・水戸侯をゆすり、捕らえられて牢死。2世松林伯円の講談「天保六花撰」のほか、河竹黙阿弥の歌...