とさか‐じゅん【戸坂潤】
[1900〜1945]哲学者・評論家。東京の生まれ。新カント学派から転じてマルクス主義哲学を研究し、唯物論研究会を創立、軍国主義に反対した。昭和13年(1938)検挙され、敗戦直前の8月9日に獄...
はにや‐ゆたか【埴谷雄高】
[1909〜1997]小説家・文芸評論家。台湾の生まれ。本名、般若(はんにゃ)豊。昭和6年(1931)日本共産党に入党するが、翌年検挙される。転向出獄ののち、雑誌「近代文学」の創刊に参加し、長編...
まきぐち‐つねさぶろう【牧口常三郎】
[1871〜1944]教育家・宗教家。新潟の生まれ。昭和3年(1928)日蓮正宗に入信し、昭和5年(1930)に弟子の戸田城聖と創価教育学会(のちの創価学会)を設立。昭和18年(1943)、治安...
みき‐きよし【三木清】
[1897〜1945]哲学者。兵庫の生まれ。京大卒。法大教授。西田幾多郎・波多野精一に学び、欧州に留学してハイデッガーに師事。帰国後、ヒューマニズムの立場から著作活動を続け、若い世代へ大きな影響...
みやもと‐ゆりこ【宮本百合子】
[1899〜1951]小説家。東京の生まれ。本名、ユリ。旧姓、中条。17歳で「貧しき人々の群」を発表して注目され、のち、日本プロレタリア作家同盟に参加。再三検挙されながら抵抗の小説・評論を書き続...