さくらがわ‐じひなり【桜川慈悲成】
[1762〜1833]江戸後期の戯作者・落語家。江戸の人。本名、八尾大助。通称錺屋(かざりや)大五郎。別号、芝楽亭(しばらくてい)。多芸多才で知られ、烏亭焉馬(うていえんば)とともに落語中興の祖...
さくらま‐さじん【桜間左陣】
[1836〜1917]能楽師。シテ方金春流。前名、伴馬(ばんま)。熊本細川藩に仕えた桜間家の17代目。のち東京で活躍、明治三名人の一人に数えられた。
さくらま‐みちお【桜間道雄】
[1897〜1983]能楽師。シテ方金春流。熊本の生まれ。桜間左陣・桜間弓川に師事。巧緻(こうち)・艶麗な芸風と、独自な曲の解釈を特色とした。
サリエリ【Antonio Salieri】
[1750〜1825]イタリアの作曲家。ウィーンで宮廷楽長を務め、多数のオペラを作曲。モーツァルト毒殺の風説が立ったが、今日では否定されている。
サン‐サーンス【Charles Camille Saint-Saëns】
[1835〜1921]フランスの作曲家・オルガン奏者。国民音楽協会を設立して近代フランス音楽の発展に貢献した。作品にオペラ「サムソンとデリラ」、管弦楽曲「動物の謝肉祭」など。
シットウェル【Sitwell】
(Edith 〜)[1887〜1964]英国の女流詩人。弟らとともに詩の革新運動を展開。音楽のリズムを詩に生かした高踏的詩風で有名。作「ファサード」「黄金海岸の慣習」など。 (Osbert ...
しのだ‐まさひろ【篠田正浩】
[1931〜 ]映画監督。岐阜の生まれ。「恋の片道切符」で監督デビュー。「心中天網島(てんのあみじま)」の成功で高い評価を得る。代表作「乾いた花」「暗殺」「瀬戸内少年野球団」「少年時代」「写楽」など。
しばた‐みなお【柴田南雄】
[1916〜1996]作曲家。東京の生まれ。雄次の子。東京芸大教授。二十世紀音楽研究所を設立、前衛音楽のリーダーとして活躍した。十二音技法の歌曲「朝の歌」の他、「コンソート‐オブ‐オーケストラ」...
しま‐こうじ【島耕二】
[1901〜1986]俳優・映画監督。長崎の生まれ。本名、鹿児島武彦。はじめ俳優として活躍、のち監督となり「風の又三郎」「次郎物語」など文芸作品の映画化に手腕を発揮する。戦後は娯楽作品を多く手が...
しまだ‐まさひこ【島田雅彦】
[1961〜 ]小説家。東京の生まれ。東京外大在学中に「優しいサヨクのための嬉遊曲」でデビュー、芥川賞候補となり日本のポストモダン文学の旗手として注目される。「夢遊王国のための音楽」で野間文芸新...