あさい‐りょうい【浅井了意】
[1612ころ〜1691]江戸前期の仮名草子作者。武士から浄土真宗の僧となった。号は瓢水子、松雲。著作に「御伽婢子(おとぎぼうこ)」「狗張子(いぬはりこ)」「東海道名所記」など。
あん‐じゅうこん【安重根】
[1879〜1910]朝鮮の独立運動家。黄海道海州の出身。日本の朝鮮侵略の動きに対し、1907年ごろから義兵運動を展開。09年、ハルビン駅頭で初代韓国統監伊藤博文を暗殺、翌年処刑された。アン=ジ...
いけざわ‐なつき【池沢夏樹】
[1945〜 ]小説家・詩人・翻訳家。北海道の生まれ。福永武彦の長男。「スティル・ライフ」で芥川賞受賞。「すばらしい新世界」で芸術選奨。詩や評論にも幅広く活躍する。他に小説「夏の朝の成層圏」「バ...
いしづか‐きくぞう【石塚喜久三】
[1904〜1987]小説家。北海道の生まれ。国民学校教員ののち、内モンゴルに渡る。「纏足(チャンズウ)の頃」で芥川賞受賞。戦後の作品に「花の海」「肉体の山河」など。
いしもり‐のぶお【石森延男】
[1897〜1987]児童文学作家。北海道の生まれ。中学校の教師などを経て国定教科書の編集に従事。「コタンの口笛」で第1回未明文学賞受賞。他に「咲きだす少年群」「バンのみやげ話」「桐の花」など。
いとう‐せい【伊藤整】
[1905〜1969]小説家・評論家。北海道の生まれ。本名、整(ひとし)。ジョイスの「ユリシーズ」、ローレンスの「チャタレイ夫人の恋人」を翻訳紹介。新心理主義文学を唱えた。小説「鳴海仙吉」「火の...
いのうえ‐やすし【井上靖】
[1907〜1991]小説家。北海道の生まれ。新聞記者から作家となり、新聞小説、歴史小説で新境地を開いた。文化勲章受章。作「闘牛」「天平(てんぴょう)の甍(いらか)」「あすなろ物語」など。
いふくべ‐あきら【伊福部昭】
[1914〜2006]作曲家。北海道の生まれ。独学で作曲を始め、道庁勤務のかたわら制作したオーケストラ「日本狂詩曲」で注目される。以降、アイヌなどの民族音楽を取り入れた独自の作風を展開。昭和21...
うえざ‐まり【宇江佐真理】
[1949〜2015]小説家。北海道の生まれ。本名、伊藤香。平成7年(1995)「幻の声」でオール読物新人賞を受賞しデビュー。同作が連作化された「髪結い伊三次捕物余話」シリーズで知られる。六度直...
うたがわ‐ひろしげ【歌川広重】
[1797〜1858]江戸後期の浮世絵師。江戸の人。本姓、安藤。歌川豊広に師事。広重の名を与えられ、一遊斎・一幽斎などと号した。叙情性と親しみやすさに富んだ風景画にすぐれ、代表作の「東海道五十三...