とうやま‐みつる【頭山満】
[1855〜1944]国家主義者。福岡の生まれ。萩の乱で一時入獄。自由民権運動に参加後、国家主義に転じ、玄洋社を創立。強硬外交と大陸進出を唱え、在野で右翼の中心人物として活躍。
とがわ‐ゆきお【戸川幸夫】
[1912〜2004]動物作家。佐賀の生まれ。正確な知識に基づいて動物の生態を描き、動物文学という新しいジャンルを文壇に打ち立てた。子供向けの作品も多い。「高安犬物語」で直木賞受賞。他に「オーロ...
ときわ‐しんぺい【常盤新平】
[1931〜2013]小説家・翻訳家。岩手の生まれ。ミステリー雑誌の編集長を経て執筆活動に入る。米国現代文学の翻訳者として活躍、また米国の現実を日本に紹介した。マフィアの研究家としても知られる。...
とくだ‐しゅうせい【徳田秋声】
[1872〜1943]小説家。金沢の生まれ。本名、末雄。尾崎紅葉の門に入る。自然主義文学の代表的作家として活躍、大正中期以後は心境小説に秀作を残した。作「黴」「あらくれ」「仮装人物」「縮図」など。
とさか‐じゅん【戸坂潤】
[1900〜1945]哲学者・評論家。東京の生まれ。新カント学派から転じてマルクス主義哲学を研究し、唯物論研究会を創立、軍国主義に反対した。昭和13年(1938)検挙され、敗戦直前の8月9日に獄...
どうはち【道八】
清水焼の陶工、高橋氏代々の名。また、道八が作った焼き物。→仁阿弥道八(にんなみどうはち)
ドップラー【Christian Andreas Doppler】
[1803〜1853]オーストリアの物理学者。ドップラー効果の発見者。
ド‐フリース【Hugo de Vries】
[1848〜1935]オランダの植物学者。原形質分離法により細胞の浸透圧を測定。オオマツヨイグサの雑種の研究から、進化の突然変異説を唱えた。
ドーデ【Daudet】
(Alphonse 〜)[1840〜1897]フランスの小説家。故郷プロバンス地方の風物を叙情性豊かに描いた。短編集「風車小屋便り」「月曜物語」「タルタラン」、戯曲「アルルの女」など。 (L...
ドーマク【Gerhard Domagk】
[1895〜1964]ドイツの生化学者。アゾ化合物の薬理を研究し、1932年に溶連菌に効力のある赤色プロントジルを発見、サルファ剤などの化学療法の基礎を築いた。1939年、ノーベル生理学医学賞受...