おおつか‐ひさお【大塚久雄】
[1907〜1996]経済史学者。京都の生まれ。法大教授・東大教授・国際基督教大学教授。マックス=ウェーバーやマルクスを研究し資本主義形成について独自の理論を確立。著作に「株式会社発生史論」「近...
おがた‐ともさぶろう【緒方知三郎】
[1883〜1973]病理学者。東京の生まれ。東大・日本医大教授。東京医大学長。唾液腺の内分泌やカシンベック病、老人病などの研究で業績がある。文化勲章受章。著「病理学総論」など。
おがわ‐たくじ【小川琢治】
[1870〜1941]地質学者・地理学者。和歌山の生まれ。日本列島の構造に関する研究に寄与。京大教授。小川芳樹・貝塚茂樹・湯川秀樹・小川環樹の父。著「地質現象の新解釈」「人文地理学研究」など。
オッペンハイマー【John Robert Oppenheimer】
[1904〜1967]米国の理論物理学者。宇宙線シャワー理論などの研究がある。第二次大戦中、原子爆弾の製造を指導し、戦後は水素爆弾製造に反対して公職を追放された。
ガボール【Dennis Gabor】
[1900〜1979]英国の物理学者。ハンガリー生まれ。インペリアルカレッジロンドン教授。ホログラフィーの基本概念を発見し実用化に貢献した。1971年ノーベル物理学賞受賞。著に「成熟社会」。
タウンズ【Charles Hard Townes】
[1915〜2015]米国の物理学者。レーダー研究からメーザーを開発、さらにレーザーを完成。1964年、ソ連のN=G=バソフ、A=M=プロホロフとともにノーベル物理学賞受賞。
たけべ‐とんご【建部遯吾】
[1871〜1945]社会学者。新潟の生まれ。東大社会学講座の初代担当教授。コントの社会学理論を基礎として、社会学を体系化。貴族院議員。著「理論普通社会学」「応用社会学十講」など。
ヘス【Victor Franz Hess】
[1883〜1964]米国の物理学者。オーストリアの生まれ。軽気球を用いて高空での放射線を観測・研究し、宇宙線研究の基礎を築いた。1936年ノーベル物理学賞受賞。
ヤスパース【Karl Jaspers】
[1883〜1969]ドイツの哲学者。現象学的精神病理学の専門家として「精神病理学総論」を著して名声を得たが、のちに哲学へ移行。ハイデッガーとならぶ実存主義哲学の代表者となった。著「哲学」「実存...
ラザフォード【Ernest Rutherford】
[1871〜1937]英国の物理学者。ニュージーランド生まれ。放射線を研究し、原子崩壊説を提唱。α(アルファ)線がヘリウム原子核であることを証明し、中心核をもつ原子模型を提示、さらにα線を当てて...