こいで‐ならしげ【小出楢重】
[1887〜1931]洋画家。大阪の生まれ。裸婦を多く描き、要約されたボリュームの処理と油絵の粘りと輝きを生かしたマチエールで独自の画境を開いた。
こいと‐げんたろう【小絲源太郎】
[1887〜1978]洋画家。東京の生まれ。文展・帝展・日展で活躍。光風会会員。風景画で知られる。文化勲章受章。
こう‐し【孔子】
[前552〜前479]中国、春秋時代の学者・思想家。魯(ろ)の陬邑(すうゆう)(山東省曲阜(きょくふ))に生まれる。名は丘(きゅう)。字(あざな)は仲尼(ちゅうじ)。諡(おくりな)は文宣王。早く...
こうだ‐あや【幸田文】
[1904〜1990]小説家・随筆家。東京の生まれ。露伴の次女。随筆「終焉」、小説「流れる」など。
こうだ‐のぶ【幸田延】
[1870〜1946]音楽教育家・ピアノ奏者。東京の生まれ。露伴の妹。ウィーンに留学。明治・大正期の音楽界の中心的人物。
こうだ‐ろはん【幸田露伴】
[1867〜1947]小説家・随筆家・考証家。東京の生まれ。本名、成行(しげゆき)。別号、蝸牛庵(かぎゅうあん)など。明治22年(1889)「露団々」「風流仏」で名声を確立。尾崎紅葉と並ぶ作家と...
こうづ‐しゅくすけ【神津俶祐】
[1880〜1955]地質学者。長野の生まれ。東北大教授。岩石学を専攻し、多くの造岩鉱物を研究。月長石のX線による研究は有名。
こうとく‐しゅうすい【幸徳秋水】
[1871〜1911]社会主義者。高知の生まれ。名は伝次郎。中江兆民の門下。明治34年(1901)社会民主党を結成、即日禁止される。日露戦争に反対し、堺利彦と「平民新聞」を創刊。のち、渡米。帰国...
こうどう‐とくち【幸堂得知】
[1843〜1913]劇評家・小説家。江戸の生まれ。本名、鈴木利平。別号、劇神仙。銀行員を経て新聞社に入社し、劇評を発表。根岸派の文人としても知られる。小説「大通世界」。
こうの‐いちろう【河野一郎】
[1898〜1965]政治家。神奈川の生まれ。新聞記者を経て政友会の代議士となり、第二次大戦後、自由党結成に参加。農林・建設・国務の各大臣を歴任し、日ソ国交回復にも尽力。自由民主党の党人派実力者。