ふじえだ‐しずお【藤枝静男】
[1907〜1993]小説家。静岡の生まれ。本名、勝見次郎。戦後、眼科医のかたわら文筆生活に入る。志賀直哉に傾倒。現実と幻想を織り交ぜた私小説を書く。「空気頭」で芸術選奨。他に「欣求浄土(ごんぐ...
ふじの‐ちや【藤野千夜】
[1962〜 ]小説家。福岡の生まれ。本名、高迫(こうさこ)久和。出版社勤務ののち創作生活に入る。「夏の約束」で芥川賞受賞。他に「午後の時間割」「おしゃべり怪談」など。
フラハティ【Robert Joseph Flaherty】
[1884〜1951]米国の記録映画監督。イヌイットの生活をカメラに収めた「極北の怪異(ナヌーク)」で国際的な評価を得た。ほかにサモアの先住民の生活と風習を記録した「モアナ」などがあり、ドキュメ...
フランクル【Viktor Emil Frankl】
[1905〜1997]オーストリアの精神医学者。第二次大戦中に強制収容所に収容され、そこでの生活の体験と実存主義の影響のもとに、医師と患者との人格的交わりを重視したロゴテラピー(実存分析的精神療...
フランス【Anatole France】
[1844〜1924]フランスの小説家・批評家。軽妙・辛辣な社会風刺が特色。晩年は社会主義に接近。1921年ノーベル文学賞受賞。小説「タイス」「赤い百合」、評論「文学生活」など。アナトール=フランス。
フランチェスコ【Francesco d'Assisi】
[1182〜1226]カトリック教会の聖人。フランチェスコ修道会の創設者。イタリアのアッシジの生まれ。キリストにならい清貧・貞潔・奉仕の生活を守り、「小さき兄弟修道会」(のちのフランチェスコ修道...
フリッシュ【Karl von Frisch】
[1886〜1982]オーストリアの動物行動学者。ミツバチの感覚生理と行動を研究。ミツバチのコミュニケーション手段としてのダンスを発見。1973年、ノーベル生理学医学賞受賞。著「ミツバチの生活」。
ヘシオドス【Hēsiodos】
古代ギリシャの詩人。前8世紀末ごろ活躍。ホメロスと並び称される叙事詩人で、農民の日常生活をうたった「仕事と日々」、神々の系譜をうたった「神統記」が代表作。ヘーシオドス。生没年未詳。
ベン【Gottfried Benn】
[1886〜1956]ドイツの詩人・医師。表現主義から出発し、のち現代的ニヒリズムを芸術至上主義の立場で克服しようとした。詩集「死体公示所(モルグ)」「静学的詩集」、自伝「二重生活」。
ほう‐しょうしょう【彭紹升】
[1740〜1796]中国、清初の在家仏教者。長州(江蘇省)の人。在家としての戒に従って厳格な生活をした。諸宗の融合と儒・仏・道三教の調和を主張し、念仏を信仰した。著「一乗決疑論」「華厳念仏三昧...