くにみつ【国光】
鎌倉後期の刀工。粟田口国綱(あわたぐちくにつな)の子という。通称新藤五。法名、光心。鎌倉に住む。短刀の名人で、太刀は少ない。正宗はその弟子とされる。生没年未詳。 ⇒来国光(らいくにみつ)
くにより【国頼】
⇒粟田口国頼(あわたぐちくにより)
くびきり‐あさえもん【首斬浅右衛門】
江戸時代、将軍家の刀剣の試し斬りと処刑の執刀を世襲して行った山田浅右衛門の通称。
くまざわ‐ばんざん【熊沢蕃山】
[1619〜1691]江戸前期の儒学者。山城の人。名は伯継。字(あざな)は了介(りょうかい)。別号、息游軒。中江藤樹に陽明学を学び、岡山藩主池田光政に仕えた。晩年、政治批判で幕府に疎まれ、幽囚中...
くめ‐けいいちろう【久米桂一郎】
[1866〜1934]洋画家。佐賀の生まれ。フランスに渡り、黒田清輝とともにラファエル=コランに師事。帰国後、天真道場を興し、白馬会創立に参加、明るい外光派的画風で活躍。教育家・美術行政家として...
く‐ゆう【瞿佑】
[1341〜1427]中国、明代の文人。字(あざな)は宗吉。号は存斎。銭塘(せんとう)(浙江(せっこう)省)の人。筆禍により陝西(せんせい)省に流されたが、許されて帰郷。怪異小説「剪灯(せんとう...
くらた‐ひゃくぞう【倉田百三】
[1891〜1943]劇作家・評論家。広島の生まれ。西田幾多郎に傾倒し、京都の「一灯園」に入って思索的生活を体験。評論集「愛と認識との出発」、戯曲「出家とその弟子」「俊寛」「布施太子の入山」など。
くりしま‐すみこ【栗島すみ子】
[1902〜1987]映画女優・日本舞踊家。東京の生まれ。本名、池田すみ子。映画「虞美人草(ぐびじんそう)」に出演し、松竹のスターとなる。引退後は日本舞踊に専念。代表作に「生(な)さぬ仲」「船頭...
くりやま‐だいぜん【栗山大膳】
[1591〜1652]江戸前期の筑前福岡藩の家老。名は利章。藩主黒田忠之の行状をいさめたが聞き入れられず、幕府に出訴。黒田騒動の主人公として、講談・芝居などに脚色されている。
くろだ‐じょすい【黒田如水】
⇒黒田孝高(くろだよしたか)