のじま‐やすぞう【野島康三】
[1889〜1964]写真家。埼玉の生まれ。昭和7年(1932)木村伊兵衛らと写真雑誌「光画」を創刊。新興写真運動を展開し、優れたヌード・肖像作品を残した。
のま‐ひろし【野間宏】
[1915〜1991]小説家。兵庫の生まれ。戦時下の青春と一青年の自己完成への模索を描いた「暗い絵」で戦後派として認められ、以後、旺盛な筆力で問題作を発表。また、文学の国際交流にも尽力。作「真空...
ハッラージュ【al-Ḥallāj】
[857〜922]イスラム教の神秘家。イラン生まれ。神人合一の神秘体験を大胆に説いたために異端として処刑された。彼の「われは真理(神)なり」の言葉は有名。
はなむら‐まんげつ【花村万月】
[1955〜 ]小説家。東京の生まれ。本名、吉川一郎。高校中退後、全国を放浪する生活を続ける。旅行中につけていた日記を友人が雑誌に投稿、入選したのをきっかけに創作活動に入り、「ゲルマニウムの夜」...
ハーシェル【Herschel】
(Frederick William 〜)[1738〜1822]英国の天文学者。ドイツ生まれ。大型の反射望遠鏡を製作し、1781年に天王星を発見したのをはじめ、2500の星雲・星団、800の二...
パウエル【Cecil Frank Powell】
[1903〜1969]英国の物理学者。写真乾板を用いる高速粒子の検出法を発明、宇宙線研究の新局面を開き、π(パイ)中間子・μ(ミュー)粒子を発見した。また、科学者の社会的責任を説く運動にも尽力。...
パスカル【Blaise Pascal】
[1623〜1662]フランスの数学者・物理学者・思想家。円錐曲線における定理の発見、計算器の考案、トリチェリの真空実験の追試の成功に基づくパスカルの原理の発見や、確率論の創始など、多くの科学的...
ひらが‐もとよし【平賀元義】
[1800〜1866]江戸後期の国学者・歌人。岡山藩士。本姓は平尾。脱藩後、平賀と称し、中国地方を流浪。賀茂真淵に私淑し、万葉調の歌を詠んだ。家集「平賀元義歌集」など。
ピタゴラス【Pythagoras】
[前570ころ〜前496ころ]古代ギリシャの哲学者・数学者・宗教家。教団を組織し、霊魂の不滅、輪廻(りんね)、死後の応報を信じ、魂を鎮める音楽と、永遠不変の真理を教える数学を重視。万物は数の関係...
ピュロン【Pyrrhōn】
[前360ころ〜前270ころ]古代ギリシャの哲学者。懐疑派の祖。人間の生活理想は心を乱されない静けさ(アタラクシア)にあり、そのためにはあらゆる真偽善悪の判断を中止(エポケー)しなければならない...