あくたがわ‐りゅうのすけ【芥川竜之介】
[1892〜1927]小説家。東京の生まれ。第三次・第四次「新思潮」同人。大正5年(1916)「鼻」で夏目漱石に認められて作家として登場。新技巧派の代表作家とされる。昭和2年(1927)自殺。命...
あさかわ‐まき【浅川マキ】
[1942〜2010]歌手。石川の生まれ。寺山修司の舞台に出演し、高い評価を得る。ジャズやブルースなどの影響を受けた独特の歌唱と黒い衣装で「アングラの女王」と称された。代表作「かもめ」「夜が明け...
あさの‐ながまさ【浅野長政】
[1547〜1611]安土桃山時代の武将。はじめ織田信長に仕え、のち豊臣秀吉に重用されて甲斐(かい)22万石を領し、五奉行の一人となる。関ヶ原の戦いには徳川方に属した。
あさの‐よしなが【浅野幸長】
[1576〜1613]江戸初期の武将。長政の子。はじめ父とともに豊臣秀吉に仕えたが、関ヶ原の戦いには徳川方に属し、功により紀伊37万石を領した。
あべ‐のぶゆき【阿部信行】
[1875〜1953]軍人・政治家。石川の生まれ。陸軍大将。昭和14年(1939)首相。第二次大戦への不介入、日中戦争の早期解決を声明したが実践できず、4か月余りで内閣総辞職。
あべ‐よししげ【安倍能成】
[1883〜1966]哲学者・教育家・評論家。愛媛の生まれ。夏目漱石の門下。一高校長。第二次大戦後、文部大臣、学習院院長を歴任。著「カントの実践哲学」「西洋近世哲学史」など。
あまこ‐はるひさ【尼子晴久】
[1514〜1562]戦国時代の武将。経久の孫。永禄元年(1558)毛利軍を破り、石見(いわみ)銀山を手に入れて尼子氏の全盛期を迎えた。出雲など8か国の守護。
あんこう‐てんのう【安康天皇】
記紀で、第20代の天皇。允恭(いんぎょう)天皇の皇子。名は穴穂(あなほ)。皇居は石上穴穂宮(いそのかみあなほのみや)。在位3年余りで眉輪(まよわ)王に暗殺された。倭の五王の興に比定する説がある。
あん‐じん【按針】
磁石によって船の航路を決めること。また、その人。水先案内。按針手。 [補説]水先案内の意の「あんじ(行師)」の変化したものか。 ⇒三浦按針(みうらあんじん)
いけい‐そうえつ【怡渓宗悦】
[1644〜1714]江戸中期の禅僧・茶人。江戸品川の東海寺高源院の開祖。茶道の石州流を学び、怡渓派を開いた。のち、大徳寺住持。法忍大定禅師。