クラウス【Karl Kraus】
[1874〜1936]オーストリアのユダヤ系作家・詩人・ジャーナリスト。個人誌「ファッケル(炬火(たいまつ))」で、逆接や風刺を駆使した社会批判的な評論活動を展開。著「第三のワルプルギスの夜」「...
くらみつ‐としお【倉光俊夫】
[1908〜1985]小説家。東京の生まれ。朝日新聞社会部を経て、松竹演劇部、映画部勤務ののち、作家となる。「連絡員」で芥川賞受賞。私誌「蚯蚓(みみず)」を発行。他の作品に「雪の下」「冷べたい水...
クルイロフ【Ivan Andreevich Krïlov】
[1769〜1844]ロシアの詩人。平明なロシア語により、軽妙で社会風刺に富んだ寓意(ぐうい)詩を書いた。クルイローフ。
クループスカヤ【Nadezhda Konstantinovna Krupskaya】
[1869〜1939]ソ連の政治家・教育家。レーニンの妻。亡命生活ののち、1917年帰国。社会主義教育理論の確立、ピオネール運動の創始などに貢献した。
クレマン【René Clément】
[1913〜1996]フランスの映画監督。「鉄路の闘い」で注目され、社会性の強い作品を発表。「禁じられた遊び」「太陽がいっぱい」など。
クレマンソー【Georges Clemenceau】
[1841〜1929]フランスの政治家。急進社会党に属して活躍、「虎(とら)」とあだ名された。1906年、首相になると保守化し、国家と教会とを分離する一方、労働運動を弾圧。第一次大戦中、再び首相...
くろいわ‐じゅうご【黒岩重吾】
[1924〜2003]小説家。大阪の生まれ。社会派の推理小説の第一人者として活躍し、後年は日本古代史を題材とした歴史小説の新分野を切り開いた。「背徳のメス」で直木賞受賞。他に「休日の断崖」「天の...
クロポトキン【Pyotr Alekseevich Kropotkin】
[1842〜1921]ロシアの政治思想家・地理学者。国家を廃した小組織の連合による社会を主張する無政府主義の理論家として著作・宣伝に努めた。著「パンの略取」「相互扶助論」「現代科学と無政府主義」など。
グラス【Günter Grass】
[1927〜2015]ドイツの小説家。幻想的でしかも鋭い社会批判を含む長編小説を発表。作「ブリキの太鼓」「犬の年」「ひらめ」など。
グラトコフ【Fyodor Vasil'evich Gladkov】
[1883〜1958]ソ連の小説家。社会主義建設を写実的に描いた。作「セメント」「エネルギー」など。