さの‐まなぶ【佐野学】
[1892〜1953]社会運動家・歴史学者。大分の生まれ。日本共産党中央執行委員長、次いでコミンテルン常任執行委員。昭和4年(1929)の四・一六事件で入獄し、獄中で転向を声明。第二次大戦後は反...
サボナロラ【Girolamo Savonarola】
[1452〜1498]イタリアの宗教改革者。ドミニコ会士。教会の堕落、社会の腐敗を糾弾し、メディチ家追放後に政権をとるに至ってフィレンツェに峻厳な政策を強行したが、反対派に捕らえられて焚刑(ふん...
サルトル【Jean-Paul Sartre】
[1905〜1980]フランスの哲学者・小説家・劇作家。無神論的実存主義を主唱。第二次大戦後、雑誌「現代」を主宰。文学者の政治・社会参加(アンガージュマン)を主張し、共産主義に接近、反戦・平和運...
さわき‐きんいち【沢木欣一】
[1919〜2001]俳人。富山の生まれ。加藤楸邨・中村草田男に師事。昭和21年(1946)「風」を創刊、社会性俳句を推進した。
さわき‐こうたろう【沢木耕太郎】
[1947〜 ]ノンフィクション作家。東京の生まれ。本名は非公開。「若き実力者たち」「敗れざる者たち」で注目を集め、日本社会党委員長浅沼稲次郎刺殺事件を題材とした「テロルの決算」で大宅壮一ノンフ...
サンガー【Margaret Sanger】
[1883〜1966]米国の女性社会運動家。スラム街の多産と貧苦の悪循環を痛感し、産児制限運動を創始。1922年以来、数度来日した。
サン‐シモン【Claude Henri de Rouvroy,comte de Saint-Simon】
[1760〜1825]フランスの社会主義者。伯爵。資本家を含めた全産業者の指導する社会体制を提唱。フーリエやオーエンとともに空想的社会主義者とされる。著「産業者の教理問答」「新キリスト教」など。...
サンド【George Sand】
[1804〜1876]フランスの女流小説家。本名、オーロール=デュパン(Aurore Dupin)。ロマン主義的作風のあと空想的社会主義の影響を受ける。のち田園小説や童話を書いた。ミュッセやショ...
サーバー【James Grover Thurber】
[1894〜1961]米国の小説家。機械文明社会に生きる人間を深い洞察力と独自のユーモアで描いた。作「セックスは必要か」「サーバーの犬たち」など。
ザミャーチン【Evgeniy Ivanovich Zamyatin】
[1884〜1937]ロシア・ソ連の作家。長編「われら」で管理社会を批判し、アンチ‐ユートピア文学と称された。のちに反ソ的として攻撃されフランスへ亡命、パリで客死した。他に「島の人々」「洪水」など。