いけうち‐おさむ【池内紀】
[1940〜2019]ドイツ文学者。兵庫の生まれ。19世紀末のドイツやオーストリアの文化研究を中心に活躍。カフカやゲーテなどの研究・翻訳にも業績を残した。後年は幅広い文筆活動を行い、「恩地孝四郎...
かねしろ‐かずき【金城一紀】
[1968〜 ]小説家。埼玉の生まれ。在日韓国人として、新しい感覚と軽快なストーリー運びで人種差別などをテーマにした作品を発表。小説「GO(ゴー)」で直木賞受賞。他に「FLY, DADDY, F...
かばやま‐すけのり【樺山資紀】
[1837〜1922]軍人・政治家。海軍大将・元帥。鹿児島の生まれ。薩英・戊辰(ぼしん)・西南戦争に参戦。のち、海軍大臣となり、日清戦争の時は軍令部長。台湾総督・枢密顧問官・内務・文部大臣など歴任。
けんぼう‐ひでとし【見坊豪紀】
[1914〜1992]国語学者。東京の生まれ。東京帝国大学在学中、金田一京助の紹介で「明解国語辞典」の編纂に携わる。新聞や雑誌から現代日本語の実例を採取し続け、生涯で140万枚以上の用例カードを...
はった‐とものり【八田知紀】
[1799〜1873]幕末・明治の歌人。薩摩(さつま)藩士。通称、喜左衛門。号、桃岡。香川景樹の門人。維新後、宮内省歌道御用掛となり、門下に高崎正風らが出た。家集「しのぶ草」など。
まえだ‐つなのり【前田綱紀】
[1643〜1724]江戸前期の大名。加賀藩第5代藩主。幼名、犬千代。藩政改革に尽力。また、学を好み、木下順庵を招き、図書の収集・保存・編纂(へんさん)にも努めて尊経閣文庫の基礎を築いた。
やなせ‐なおき【柳瀬尚紀】
[1943〜2016]英文学者・翻訳家。北海道の生まれ。キャロルの「不思議の国のアリス」のほか、実験的な文体で知られるジョイスの「フィネガンズウェイク」など、多くの翻訳を手がけた。
やまだ‐まさき【山田正紀】
[1950〜 ]小説家。愛知の生まれ。SF「神狩り」でデビュー。SF・ミステリー・ホラー・冒険小説など幅広い分野で活躍。他に「火神(アグニ)を盗め」「神々の埋葬」「最後の敵」「機神兵団」「ミステ...