コッホ【Robert Koch】
[1843〜1910]ドイツの細菌学者。細菌の固形培養法・純粋培養法を完成し、結核菌・コレラ菌などを発見、ツベルクリンを創製するなど細菌学・伝染病・免疫学の研究に貢献。1905年、ノーベル生理学...
コーエン【Hermann Cohen】
[1842〜1918]ドイツの哲学者。新カント学派のうちのマールブルク学派の創始者。徹底した論理主義によってカントを解釈し、独自の観念論体系を構築。著「純粋認識の論理学」「純粋意志の倫理学」「純...
ジェンティレ【Giovanni Gentile】
[1875〜1944]イタリアの哲学者・政治家。ローマ大教授。新ヘーゲル学派に属し、ヘーゲル弁証法の絶対的内在性を強調した。師であるクローチェに反して自由主義からファシズムへ転向し、ファシズムの...
なかやま‐いちろう【中山伊知郎】
[1898〜1980]経済学者。三重の生まれ。シュンペーターについて理論経済学を学び、近代経済学の導入・普及に努めた。一橋大学学長・中央労働委員会会長などを歴任。著「純粋経済学」「発展過程の均衡...
ハイエク【Friedrich August von Hayek】
[1899〜1992]オーストリアの経済学者。独自の貨幣的景気理論を提示。また、自由主義思想の究明と発展に努力。1974年ノーベル経済学賞受賞。著「景気と貨幣」「資本の純粋理論」など。
バレリー【Paul Valéry】
[1871〜1945]フランスの詩人・批評家。マラルメに師事し、純粋詩の理論を確立。詩「若きパルク」、評論「レオナルド=ダ=ビンチの方法序説」「バリエテ」など。
バーンズ【Robert Burns】
[1759〜1796]英国の詩人。生地スコットランドの方言で純粋素朴な作品を書き、国民詩人と称された。「蛍の光」の原詩「オールド‐ラング‐サイン」は有名。作「シャンタのタム」など。
ヒメネス【Juan Ramón Jiménez】
[1881〜1958]スペインの詩人。音楽性・色彩感に満ちた叙情詩から出発。のち、装飾性を排した純粋詩を追求した。1956年ノーベル文学賞受賞。代表作「プラテーロと私(わたし)」。
フッサール【Edmund Husserl】
[1859〜1938]ドイツの哲学者。現象学の創始者。数学の研究から出発し、心理主義を排して純粋論理学を提唱。のち厳密な学としての哲学を目指し、先験的意識の本質構造に基づいて対象をとらえようとす...
フランチェスコ【Francesco d'Assisi】
[1182〜1226]カトリック教会の聖人。フランチェスコ修道会の創設者。イタリアのアッシジの生まれ。キリストにならい清貧・貞潔・奉仕の生活を守り、「小さき兄弟修道会」(のちのフランチェスコ修道...