ゴンパーズ【Samuel Gompers】
[1850〜1924]米国の労働運動指導者。英国生まれ。米国に移民後、1886年、米国労働総同盟(AFL)を結成して初代会長となる。階級協調主義・職能別組合主義を主張した。
たかすぎ‐しんさく【高杉晋作】
[1839〜1867]江戸末期の勤王家。長門(ながと)の人。号、東行(とうぎょう)。長州藩に仕え、松下村塾に学び、奇兵隊を組織した。四国艦隊下関砲撃事件には正使として和議を結び、のち藩論を討幕...
たかの‐ふさたろう【高野房太郎】
[1869〜1904]労働運動家。長崎の生まれ。岩三郎の兄。渡米して職工義友会を組織。ゴンパーズの知己を得、AFL(米国労働総同盟)のオルグとして明治29年(1896)帰国。明治30年(1897...
たけだ‐たいじゅん【武田泰淳】
[1912〜1976]小説家。東京の生まれ。「蝮(まむし)のすゑ」などによって戦後派作家として注目され、以後、現実の社会問題と取り組んだ作品が多い。小説「風媒花」「ひかりごけ」「森と湖のまつり」...
たけち‐ずいざん【武市瑞山】
[1829〜1865]幕末の尊攘派志士。土佐の人。通称、半平太。郷士の子で、土佐勤王党を組織。吉田東洋らの佐幕開国論に対抗。東洋を暗殺し、一時藩論を尊攘に導いたが、藩主山内容堂に入れられず、切腹...
たなか‐ぎいち【田中義一】
[1864〜1929]軍人・政治家。陸軍大将。山口の生まれ。原内閣の陸相として軍備拡張に尽力し、シベリア出兵を遂行。立憲政友会総裁を経て、昭和2年(1927)組閣。治安維持法改悪、共産党弾圧を行...
たなか‐しょうぞう【田中正造】
[1841〜1913]政治家。栃木の生まれ。明治23年(1890)衆議院議員、以後足尾銅山鉱毒問題に取り組み、同34年には議員を辞して天皇に直訴。次いで谷中村の遊水池化に反対。晩年は治水事業に尽...
たわら‐くにいち【俵国一】
[1872〜1958]金属学者。島根の生まれ。ドイツに留学後、日本の金属組織学を確立。また、砂鉄精練法などの技術史的研究でも活躍。文化勲章受章。
ちょう‐りょう【張陵】
中国、後漢末の道士。五斗米道(ごとべいどう)の開祖。沛(はい)(江蘇省)の人。蜀(しょく)の鶴鳴山に入って仙道を学び、治病のための符と道書を広めて教団を組織。のち尊ばれて天師と称された。張道陵。...
つる‐しげと【都留重人】
[1912〜2006]経済学者。東京の生まれ。米国ハーバード大学卒業後、同校の講師を務める。昭和17年(1942)帰国し、昭和22年(1947)第1回経済白書を執筆。その後は一橋大学学長など各大...