かわい‐えいじろう【河合栄治郎】
[1891〜1944]経済学者・思想家。東京の生まれ。東大教授。理想主義的自由主義の立場からマルクス主義にもファシズムにも反対した。昭和13年(1938)著書発禁、翌年休職処分となった。
かんざき‐よごろう【神崎与五郎】
[1666〜1703]赤穂義士(あこうぎし)の一人。美作(みまさか)の人。名は則休(のりやす)。下級武士ながら和歌・俳句をよくした。
かんぜ‐かせつ【観世華雪】
[1884〜1959]能楽師。シテ方観世流。東京の生まれ。本名、織雄(おりお)。分家の5世銕之丞(てつのじょう)(号、紅雪)の子で、6世を襲名。のち華雪と改名。義兄梅若万三郎らと梅若流を創立した...
かんぜ‐もとしげ【観世元重】
[1398〜1467]室町前期の能役者。観世流3世(実は4世)。世阿弥の弟の子。法名、音阿弥(おんあみ)。足利義教・義政の保護をうけ、観世宗家として名声を得た。
かんぜ‐もとまさ【観世元雅】
[1395?〜1432]室町前期の能役者・能作者。通称、十郎。世阿弥の長男。観世大夫3世だが、現系図では数えない。若手ながら名手といわれたが、音阿弥を愛した足利義教の圧迫で、不遇の中に死んだ。作...
カンディンスキー【Wassily Kandinsky】
[1866〜1944]ロシア生まれの画家。表現主義を経て抽象絵画の創始者の一人となる。モスクワやワイマールのバウハウスで教鞭(きょうべん)を執り、晩年はフランスに帰化。
かんの‐すが【管野すが】
[1881〜1911]社会主義者。大阪の生まれ。幸徳秋水の内妻。大逆事件で捕らえられ、死刑。獄中手記に「死出の道艸(みちくさ)」。
ガルブレイス【John Kenneth Galbraith】
[1908〜2006]カナダ生まれの米国の経済学者。リベラルな立場から現代資本主義を批判的に分析。公共工事や教育などへの公的投資の有効性を訴えた。著「ゆたかな社会」「新しい産業国家」「不確実性の...
がん‐しこ【顔師古】
[581〜645]中国、唐の学者。万年(陝西(せんせい)省)の人。名は籀(ちゅう)。顔之推(がんしすい)の孫。訓古の学や文章にすぐれ、「五経正義」の選定に参加し、また「漢書」に注解をつけた。
ガンベッタ【Léon Michel Gambetta】
[1838〜1882]フランスの政治家。進歩派・反帝政派の指導者として活躍。1870年、国防政府の成立とともに内相となり、ドイツ軍の囲むパリから気球で脱出、義勇兵を集めたことで有名。のち共和党党...