おお‐の‐やすまろ【太安万侶/太安麻呂】
[?〜723]奈良前期の文人。民部卿。稗田阿礼(ひえだのあれ)が誦習した旧辞を筆録して、3巻からなる古事記を完成させた。
おかむら‐きんたろう【岡村金太郎】
[1867〜1935]海藻学者。東京の生まれ。日本近海の海藻を調査研究し、藻類学を確立。水産講習所長。著「日本藻類図譜」など。
きたがわ‐もりさだ【喜田川守貞】
[1810〜?]江戸後期の風俗史家。大坂の人。本姓、石原。上方・江戸の風俗習慣を記録した「守貞漫稿」は、明治になって「類聚(るいじゅう)近世風俗志」として刊行された。
きりゅう‐ゆうゆう【桐生悠々】
[1873〜1941]ジャーナリスト。石川の生まれ。本名、政次。信濃毎日新聞主筆として乃木希典(のぎまれすけ)の殉死や関東防空大演習を批判。軍の圧力を受けて職を追われた後は、個人誌「他山の石」を...
こうぶん‐てい【孝文帝】
[467〜499]中国、北魏の第6代皇帝。在位471〜499。姓は拓跋(たくばつ)、のち、元。名は宏(こう)。三長制と均田制を実行。平城(山西省)から洛陽へ遷都すると同時に風習・言語を中国風に改...
しゅう‐きんぺい【習近平】
⇒シー=チンピン(習近平)
だるま【達磨】
《(梵)Bodhidharmaの音写、菩提(ぼだい)達磨の略》 中国禅宗の始祖。インドのバラモンの出身と伝え、6世紀初め中国に渡り、各地で禅を教えた。嵩山(すうざん)の少林寺で面壁九年の座禅を...
ちり‐ましほ【知里真志保】
[1909〜1961]言語学者。北海道の生まれ。北大教授。アイヌ民族出身の学者として、アイヌ民族の言語を中心に神話・伝説・信仰・習俗などを広く研究。著「分類アイヌ語辞典」など。
マリノフスキー【Bronislaw Kasper Malinowski】
[1884〜1942]英国の文化人類学者。ポーランド生まれ。南太平洋トロブリアンド諸島での参与観察によって画期的な民族誌を著す。文化を統合体としてとらえ、機能主義の方向を開いた。著「西太平洋の遠...
みやはら‐あきお【宮原昭夫】
[1932〜 ]小説家。神奈川の生まれ。予備校・学習塾の講師を経たのち、創作の道に入る。「誰かが触った」で芥川賞受賞。社会性の高い作風で知られるが、ユーモア小説も手がける。他に「石のニンフ達」「...