バルト【Karl Barth】
[1886〜1968]スイスの神学者。弁証法神学の創唱者の一人。神の啓示を神学の中心問題とし、聖書的福音主義を唱え現代神学に大きな影響を与えた。著「ロマ書」「教会教義学」など。
バンダ【Julien Benda】
[1867〜1956]フランスの哲学者。徹底した合理主義者として、ベルクソン哲学・弁証法・実存主義などを批判した。著「聖職者の背任」。
ひなつ‐こうのすけ【日夏耿之介】
[1890〜1971]詩人・英文学者。長野の生まれ。本名、樋口国登。神秘的、高踏的な詩風を確立。詩集「転身の頌」「黒衣聖母」、詩史「明治大正詩史」など。
ピエロ‐デラ‐フランチェスカ【Piero della Francesca】
[1416ころ〜1492]イタリアの画家。理知的な空間構成と的確な人物把握、清澄な色彩を特色とし、アレッツォのサンフランチェスコ聖堂の壁画「聖十字架物語」は15世紀ルネサンス絵画の傑作。
ファン‐アイク【van Eyck】
フランドルの画家の兄弟。兄フーベルト(Hubert[1370ころ〜1426])・弟ヤン(Jan[1390ころ〜1441])。油彩画法を確立。透明な色彩と緻密(ちみつ)な描写でフランドル絵画に新時...
ファン‐ローン【Hendrik Willem Van Loon】
[1882〜1944]米国の著述家。オランダ生まれ。大衆向けや少年少女向けの歴史書を多数発表した。著「人類史物語」「聖書物語」など。バン=ルーン。
ふ‐えつ【傅説】
中国古代、殷(いん)の高宗の宰相。高宗が聖人を得た夢によって土木工事に従事していたところを登用され、中興の業を完成したといわれる。
ふじわら‐の‐ふささき【藤原房前】
[681〜737]奈良前期の公卿。不比等(ふひと)の二男。北家の祖。元明上皇の遺詔により内臣(うちつおみ)となる。聖武天皇の即位後は参議にとどまった。
ふじわら‐の‐ふひと【藤原不比等】
[659〜720]奈良初期の公卿。鎌足(かまたり)の二男。諡号(しごう)、文忠公・淡海公。右大臣。大宝律令・養老律令の編纂(へんさん)に参加。娘の宮子は文武天皇夫人、光明子は聖武天皇皇后となり、...
ぶかん【豊干】
中国、唐代の僧。天台山国清寺にいたと伝えられ、寒山・拾得(じっとく)の二士を養い、後世併せて三聖とよばれる。生没年未詳。ほうかん。