かいげつどう‐あんど【懐月堂安度】
江戸中期の浮世絵師。懐月堂派の祖。肉筆を専門とし、世に懐月堂美人といわれる、豪華な衣装をつけた一人立ちの遊女姿の美人画を多く描いた。江島生島事件に連座、一時は伊豆大島に流された。生没年未詳。
しび【尸毗】
《(梵)Śiviの音写》釈迦(しゃか)が前世に菩薩(ぼさつ)の修行をしていた時の名。鷹(たか)に追われた鴿(はと)を救うため、自分の肉を切り取って鷹に与えたという王。尸毗迦。尸毗王。
すぎうら‐じょうい【杉浦乗意】
[1701〜1761]江戸中期の装剣金工家。信濃の人。通称、仙右衛門。江戸に出て奈良派の門に入る。肉合(ししあ)い彫りを創始し、主に小柄(こづか)を制作した。奈良三作の一人。
プラトン【Platōn】
[前427ころ〜前347]古代ギリシャの哲学者。ソクラテスの弟子。アテナイ郊外に学園(アカデメイア)を創設。現象界とイデア界、感性と理性、霊魂と肉体とを区別する二元論的認識論において、超越的なイ...
マイヤーホーフ【Otto Fritz Meyerhof】
[1884〜1951]米国の生理化学者。ドイツ生まれ。ナチスに追われ渡米。筋肉における乳酸の生成などを研究し、筋収縮のエネルギーが解糖によって得られることを解明した。1922年ノーベル生理学医学...
みやがわ‐ちょうしゅん【宮川長春】
[1682〜1752ころ]江戸中期の浮世絵師。宮川派の祖。尾張の人と伝える。通称、長左衛門。菱川師宣(ひしかわもろのぶ)・懐月堂安度(かいげつどうあんど)などの影響を受け、肉筆画に専念、艶麗な美...
もくじき‐おうご【木食応其/木喰応其】
[1536〜1608]安土桃山時代の真言宗の僧。近江(おうみ)の人。字(あざな)は順良。初め武士であったが、高野山で出家し、木の実を食して肉・野菜・米穀を常用しない木食戒を修行。豊臣秀吉の高野山...
よしだ‐とみぞう【吉田富三】
[1903〜1973]病理学者。福島の生まれ。東北大・東大教授。ネズミに肝臓癌(がん)を発生させる実験に成功。さらに吉田肉腫を発見するなど、癌研究に貢献した。文化勲章受章。
ラウス【Francis Peyton Rous】
[1879〜1970]米国の病理学者。ニワトリのラウス肉腫がウイルスによることを確認。癌(がん)のウイルス研究の先駆けとなった。1966年ノーベル生理学医学賞受賞。
ラディゲ【Raymond Radiguet】
[1903〜1923]フランスの小説家。フランス心理主義小説の伝統を現代に生かし、簡潔な文体で恋愛心理を描いた。作「肉体の悪魔」「ドルジェル伯の舞踏会」など。