イブ【Eve】
旧約聖書で、人類の始祖アダムの妻。蛇にそそのかされ、神の教えに背いて夫とともに禁断の木の実を食べ、エデンの園から追放された。エバの英語名。
おおば‐みなこ【大庭みな子】
[1930〜2007]小説家。東京の生まれ。本名、美奈子。アラスカの風土を背景に描いた「三匹の蟹(かに)」で芥川賞受賞。他に「がらくた博物館」「寂兮寥兮(かたちもなく)」「啼(な)く鳥の」「海に...
おぎの‐あんな【荻野アンナ】
[1956〜 ]小説家。神奈川の生まれ。本名、安奈。父はフランス系アメリカ人、母は画家の江見絹子。小学生のとき日本に帰化。「背負い水」で芥川賞受賞。エッセーでも知られる。他に「ホラ吹きアンリの冒...
かじわら‐かげとき【梶原景時】
[?〜1200]鎌倉前期の武将。通称、平三。石橋山の合戦で源頼朝を救い、のち、侍所(さむらいどころ)所司となった。頼朝死後、幕府に背いて討伐を受け、一族とともに戦死。
かん‐しゅく【管叔】
[?〜前1110ころ]中国、周の王族。文王の三男。武王の弟、周公の兄。名は鮮。管に封ぜられたのでこの姓がある。武王の死後、蔡(さい)に封ぜられた叔度とともに周に背き、周公に殺された。
しゅ‐じせい【朱自清】
[1898〜1948]中国の詩人・散文作家。清華大教授。本名、朱自華。江蘇(こうそ)省の人。長詩「毀滅(きめつ)」で広く知られる。のち、散文や中国古典文学の研究に転じた。詩集「踪跡」、散文「背影...
ジード【André Gide】
[1869〜1951]フランスの小説家・批評家。人間性の解放を追求する個人主義的立場から、既成道徳・社会制度を批判。1947年、ノーベル文学賞受賞。作「狭き門」「背徳者」「贋金(にせがね)つくり...
たきぐち‐にゅうどう【滝口入道】
平安末期の僧。本名、斎藤時頼(さいとうときより)。平重盛に仕え、滝口の武士のとき、建礼門院の雑仕女(ぞうしめ)の横笛と恋愛、父の茂頼にいさめられて19歳で出家。嵯峨(さが)往生院で修行し、のち...
だいばだった【提婆達多】
《(梵)Devadattaの音写》釈迦の従兄。釈迦の弟子となったが、のちに背き、阿闍世(あじゃせ)王をそそのかして師を殺害しようとして失敗。天授。 《「デーバダッタ」と読む》中勘助の小説。大...
ちかまつ‐はんじ【近松半二】
[1725〜1783]江戸中期の浄瑠璃作者。大坂の人。儒学者穂積以貫(ほづみこれつら)の子。2世竹田出雲の門人。その作の多くは合作であったが、舞台技巧にすぐれていた。代表作「奥州安達原」「本朝廿...