かわい‐かんじろう【河井寛次郎】
[1890〜1966]陶芸家。島根の生まれ。柳宗悦(やなぎむねよし)・浜田庄司らと民芸運動を興した。素朴で重厚な作風で、釉(うわぐすり)に特色がある。
こてつ【虎徹】
[?〜1677]江戸前期の刀工。近江(おうみ)の人。甲冑(かっちゅう)師であったが、江戸に出て作刀に専念。数珠(じゅず)刃とよばれる刃文の作風を代表し、切れ味は鋭く、新刀第一の名工といわれた。長...
しゅうほう‐みょうちょう【宗峰妙超】
[1283〜1338]鎌倉後期の臨済宗の僧。播磨(はりま)の人。南浦紹明(なんぽしょうみょう)に学び、大徳寺を創建。花園上皇・後醍醐天皇に信任された。著「語録」「仮名法語」「祥雲夜話」。興禅大灯...
しゅ‐しゅんすい【朱舜水】
[1600〜1682]中国、明末清初の儒学者。余姚(よよう)(浙江省)の人。名は之瑜(しゆ)。字(あざな)は魯璵(ろよ)。明王朝復興運動に従ったが失敗。1659年日本に亡命・帰化。徳川光圀(とく...
しゅんじょう【俊芿】
[1166〜1227]鎌倉初期の律宗の僧。肥後の人。字(あざな)は我禅。号、不可棄。入宋し、二千余巻の典籍を請来。諸宗を兼学して戒律の復活に尽力した。京都泉涌寺(せんにゅうじ)の開山。大興正法国師。
しょうきょくさい‐てんいち【松旭斎天一】
[1853〜1912]奇術師。越前の生まれ。本名牧野八之助、のち服部松旭と名乗る。西洋奇術を日本に紹介し、地方興行ののち浅草に進出、以後国内外で大成功をおさめた。
しょう‐こうじ【蒋光慈】
[1901〜1931]中国の詩人・小説家。もとは蒋光赤と称した。安徽(あんき)省の人。五・四運動に参加、のち太陽社を興し革命文学を提唱。詩集「新夢」「中国を哀しむ」、小説「少年漂泊者」など。チャ...
じょ‐い【徐渭】
[1521〜1593]中国明代の文人・画家。紹興(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は文清、のち文長。号、青藤など。詩・書・画・にすぐれ、戯曲でも活躍。
じょうけい【定慶】
鎌倉時代の慶派の仏師。 大仏師法師定慶。鎌倉前期に活躍。作、興福寺東金堂の維摩居士(ゆいまこじ)像、同寺の梵天・帝釈天像など。生没年未詳。
肥後法眼定慶。鎌倉前期から中期に活躍。作、大報恩寺...
じょうけい【貞慶】
[1155〜1213]平安末期から鎌倉初期の法相(ほっそう)宗の僧。初め興福寺に入り、のち、海住山寺に住持した。戒律を厳守し、旧仏教の改革を提唱。法相宗の中興と称された。著「愚迷発心集」など。笠...