あん‐じん【按針】
磁石によって船の航路を決めること。また、その人。水先案内。按針手。 [補説]水先案内の意の「あんじ(行師)」の変化したものか。
⇒三浦按針(みうらあんじん)
カモンイス【Luís Vaz de Camões】
[1524〜1580]ポルトガルの詩人。バスコ=ダ=ガマのインド航路発見を軸とする愛国的大叙事詩「ウス‐ルジーアダス」により、偉大な国民的詩人とされる。
かわむら‐ずいけん【河村瑞軒】
[1618〜1699]江戸前期の商人。伊勢の人。瑞賢とも書く。江戸に出て材木商となり、明暦の大火で巨利を得た。のち、東廻り航路・西廻り航路を開発。安治川などの治水工事にも業績を残した。
クック【James Cook】
[1728〜1779]英国の軍人・探検家。通称キャプテン=クック。1768年からの3回の世界周航で、太平洋東回り航路を開拓し、英国の太平洋方面進出の基礎を築く。諸島の発見・確認など地理上の功績が多い。
たかだや‐かへえ【高田屋嘉兵衛】
[1769〜1827]江戸後期の海運業者。淡路の人。西国・北国から松前に航路を開き、幕府の択捉(えとろふ)島開拓に参加。文化9年(1812)ゴロブニン幽囚の報復としてロシアの軍艦に捕らえられ、翌...
トスカネッリ【Paolo dal Pozzo Toscanelli】
[1397〜1482]イタリアの地理・天文学者。フィレンツェの人。地球球形説を信じて西方航路を主張、コロンブスにその見解を伝え、自作の世界地図を贈った。
ノルデンシェルド【Nils Adolf Erik Nordenskjöld】
[1832〜1901]スウェーデンの鉱物学者・探検家。フィンランド生まれ。スピッツベルゲン・グリーンランドやエニセイ河口を探検し、地質を調査。1878〜1880年、欧亜大陸北方を回航する北東航路...
ハドソン【Henry Hudson】
[1550ころ〜1611]英国の航海家。新航路を求め、北アメリカ東岸を探検した。ハドソン川・ハドソン湾はその名にちなむ。
バスコ‐ダ‐ガマ【Vasco da Gama】
[1469?〜1524]ポルトガルの航海者。1497年にリスボンを出航、翌年アフリカ南端の喜望峰を回ってインドのカリカット(現コージコード)に達し、東洋航路を発見。1524年にはインド総督となる...
フランクリン【John Franklin】
[1786〜1847]英国の探検家・軍人。北極を探検し、北西航路を探査中に死亡。