いちかわ‐だんぞう【市川団蔵】
歌舞伎俳優。屋号、三河屋。 (初世)[1684〜1740]初世市川団十郎の門弟で、荒事(あらごと)・敵役(かたきやく)の名優。
(4世)[1745〜1808]京都の人。3世の養子。早変わりで...
いづつ‐かずゆき【井筒和幸】
[1952〜 ]映画監督。奈良の生まれ。関西を舞台にした青春映画「岸和田少年愚連隊 BOYS BE AMBITIOUS」で鮮烈な印象を与えた。その後は幅広いジャンルの作品で人気を集める。テレビ出...
おかざき‐まさむね【岡崎正宗】
鎌倉末期の刀工。相模の人。五郎入道正宗と称する。新藤五国光に師事。相州物の大成者で、沸(にえ)の美の表現にすぐれた。無比の名匠といわれるが有銘の作は少なく、名物「庖丁(ほうちょう)正宗」「日向(...
おがた‐こうりん【尾形光琳】
[1658〜1716]江戸中期の画家・工芸意匠家。京都の人。名は惟富、通称、市之丞。乾山の兄。初め狩野派を学び、のち光悦や宗達の作風の影響を受け、大胆で軽妙な画風により独自の造形美を展開、琳派を...
きたはら‐はくしゅう【北原白秋】
[1885〜1942]詩人・歌人。福岡の生まれ。本名、隆吉。与謝野鉄幹の門人となり、「明星」「スバル」に作品を発表。のち、木下杢太郎(きのしたもくたろう)らと耽美派文学の拠点となる「パンの会」を...
きたむら‐とうこく【北村透谷】
[1868〜1894]詩人・評論家。神奈川の生まれ。本名、門太郎。自由民権運動に加わった後、「楚囚之詩」を発表。島崎藤村らと「文学界」で活躍。近代ロマン主義文学の中心となったが、自殺。長詩「蓬莱...
きっかわ‐れいか【吉川霊華】
[1875〜1929]日本画家。東京の生まれ。本名、準(ひとし)。狩野派・土佐派を学び、のち冷泉為恭(れいぜいためちか)に私淑して大和絵を研究。白描画を得意とした。代表作「離騒」。
きのうち‐よし【木内克】
[1892〜1977]彫刻家。茨城の生まれ。渡欧してブールデルに師事。デフォルメによる特異な作風で具象派彫刻を代表した。
ぎどう‐しゅうしん【義堂周信】
[1325〜1388]南北朝時代の臨済宗の僧。土佐の人。号は空華(くうげ)道人。夢窓疎石(むそうそせき)に師事。足利義満に招かれて建仁寺・南禅寺などに住した。初期五山文学の代表者の一人。詩文集「...
クレマン【René Clément】
[1913〜1996]フランスの映画監督。「鉄路の闘い」で注目され、社会性の強い作品を発表。「禁じられた遊び」「太陽がいっぱい」など。