よしだ‐よししげ【吉田喜重】
[1933〜2022]映画監督。福井の生まれ。「ろくでなし」で監督デビュー。新進気鋭の監督として高く評価された。「人間の約束」で文化庁芸術作品賞。代表作「秋津温泉」「エロス+虐殺」「戒厳令」「嵐...
よしむら‐こうざぶろう【吉村公三郎】
[1911〜2000]映画監督。滋賀の生まれ。女性映画の巨匠と呼ばれ、主演女優の魅力を引き出す手腕が高く評価された。新藤兼人(かねと)らと「近代映画協会」を設立。代表作「暖流」「安城家の舞踏会」...
らい‐くにとし【来国俊】
鎌倉後期の刀工。国行の子。来派の代表者。銘に「国俊」の2字のものと、来を冠した3字のものとがあって作風も異なるため、同人説・別人説の両方がある。生没年未詳。
ライス【Elmer Rice】
[1892〜1967]米国の劇作家。表現主義的手法によって機械文明を風刺した「計算器」、裏街の生活を写実的に描出した「街の風景」などで知られる。
ラカン【Jacques Lacan】
[1901〜1981]フランスの精神分析学者。1964年にパリ‐フロイト学派を創設。論集「エクリ」によって構造主義の代表的理論家とされ、哲学・言語学・文学などに多くの影響を与えた。
ラ‐ファイエット【Marie-Madeleine Pioche de La Vergne La Fayette】
[1634〜1693]フランスの女流小説家。代表作「クレーブの奥方」はフランス心理小説の先駆。
ラファエロ【Raffaello Santi/Raffaello Sanzio】
[1483〜1520]イタリアの画家・建築家。盛期ルネサンスを代表し、明晰(めいせき)で豊麗な、生命感あふれる古典様式を確立した。また、サンピエトロ大聖堂の造営に参画。
ラ‐ブリュイエール【Jean de La Bruyère】
[1645〜1696]フランスのモラリスト。代表作「人さまざま」で当時の風俗や人物を鋭く描写・批判した。
ラマルティーヌ【Alphonse Marie Louis de Prât de Lamartine】
[1790〜1869]フランスの詩人・政治家。ロマン派の代表的詩人の一人。1848年の二月革命では臨時政府外相に就任した。作「瞑想詩集」「静思詩集」など。
ラ‐メトリ【Julien Offroy de La Mettrie】
[1709〜1751]フランスの哲学者・医師。デカルトの影響を受けて「人間機械論」を発表、唯物論的、無神論的思想を説いた。ほかに「霊魂の自然誌」など。